保育所 | 向井幸一のブログ

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高齢者住宅の管理運営をしている高齢者のブログ

高齢化と並んで少子化が問題となっています。保育所を希望しても都市部では不足しており待機児童の問題も顕著になってきています。中でも東京は圧倒的に待機児童数が多く緊急の課題となっています。

保育所整備が急務の中で今日は目黒区平町で定員62名の認可保育園の開業日でしたがオープンは無期延期になってしまいました。


理由は地域住民の反対です。約220名の反対署名を東京都に提出したとのことです。反対の理由は

送迎バスが毎日運行されるのはうるさい、危険である

子供の声が騒音になる

とのことです。


何となく淋しさを感じました。以前は高齢者住宅・施設を建設しようとすると近隣住民の反対が結構ありました。しかし昨今ではさすがに少子高齢化問題が社会問題化してきて目立った反対を受けることは少なくなりました。

保育所の建設に地域住民が反対するというのは東京ならではの特徴ではないかと思います。


社会全体で少子化、高齢化に対応していくことが求められていますが自分の近くでは遠慮して欲しいという考えは地方都市で人間関係が形成されていれば反対運動は起きないのではないかと思います。

子供の声を騒音と考えることもどうかなと思います。保育所では昼間しか稼働していないので昼間の子供の声は活力になるのではないかとすら考えてしまいます。


社会全体で同じような価値観をもって対応していかなければ少子高齢化を乗り切ることはできないのではないかと危惧してしまいます。