社会保険料 | 向井幸一のブログ

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成人になれば納税とともに社会保険料の支払いが必要になってきます。給与所得者の場合には源泉徴収されて支給されますので支払っているという自覚が希薄になりますが結構な金額を負担しています。

納税は個人であれば所得税と住民税になります。所得の多寡により税率が異なるので納税金額は個人で異なります。


同じように源泉徴収されているもので社会保険料というものがあります。

健康保険料

年金保険料

雇用保険料

介護保険料(40歳以上)

が雇用3保険と呼ばれているものです。

保険料は個人と企業が折半して支払います。正社員が減少しているのは社会保険料の企業負担があるためという一面もあります。


保険という名称がついていますが一般の保険とは性格が異なります。

「健康保険」「雇用保険」「介護保険」は掛け捨ての損害保険と似た性格をもっています。健康で失業しないで過ごしている方は保険給付がないので自動車保険に似ているといえます。


年金保険は一定年齢に達すると自動的に給付されるという意味では生命保険の養老保険に似ているといえます。保険料を支払っておけば一定年齢に達すると自動的に給付されるのであれば民間の養老保険と同じといえますが年金受給年齢に達しても満額支給になる方は限られています。国民年金(基礎年金)は一定年齢に達すると全員給付がありますが厚生年金の報酬比例部分は中々全額給付になりません。私も年金給付年齢になって初めて知ったことですが今のまま現役で働いていると基礎年金は受給されますが報酬比例部分は給付されないという状況になって驚きました。


やはり確実に給付される個人年金を準備しておくことが必要だったと思います。厚生年金も掛け捨ての損害保険と割り切れば諦めもつきますが長期にわたって保険料を支払っても給付がないのであれば税と同じと思ってしまいます。給付されないということが分かっているなら最初から告知して欲しかったと思います。


中長期の制度設計をしっかり見直して支払った保険料くらいは給付される仕組みを作っていただきたいですね。