高齢者住宅のお客様 | 向井幸一のブログ

向井幸一のブログ

高齢者住宅の管理運営をしている高齢者のブログ

高齢者住宅の管理運営に携わって20数年が経過しました。その間にたくさんのお客様と接することができ生き方の財産になっています。高齢者住宅に入居されているお客様の多くに共通していることを感じました。


年金~お客様はそれぞれ年金収入があるということです。厚生年金、共済年金、国民年金と様々ですが企業年金、個人年金をしっかりと準備されてきた方が多いと思います。生活設計は大切だと感じています。


働くこと~入居いただいたお客様は現在は退職されていますが現役時代にはよく働いてこられた方が多いです。私が尊敬する方でご夫婦入居されていたO様の奥様が「主人は現役時代にはほとんど休むということがなかった。リタイア後はゆっくりして欲しい」とおっしゃられO様は「女房が家庭をしっかり守ってくれたので仕事に集中できた」と感謝されていました。O様は70歳まで働いておられました。


現在の日本は「労働時間の短縮」「休日の増加」「ゆとりある労働」等を政府が進めています。年間1,600時間の労働時間を目指して休日も増やそうとしています。

アリとキリギリスで語られているように一生懸命働いて不測の事態に備えるということが大切なのではないかと思います。若いうちの苦労は買ってでもしろと言われてきました。


一生懸命に生きてこられた人生の先輩は老後にゆとりある生活を送ることができているのではないかと思います。若いうちにゆとりある仕事に慣れてしまうと老後にはゆとりがなくなるのではないかと考えてしまいます。


これからは年金収入が下がっていきます。家計貯蓄もいよいよマイナスになってきました。働くことができる時期にベストを尽くして生きるということが大切ではないかと人生の先輩方から教えていただいたと思います。今が一番若いので一生懸命に仕事に取組んでいきたいと思います。