前回からちょっと間があいてしまった。ちょっと熱苦しい内容ですがどうぞ。


2009年あたりから段々活動しなくなってそれぞれバンド以外にやる事を模索していたSleeper。(この時のギターは小森)

俺と山崎は就職し、小森は修行を経て上野毛にパン屋をopenした。




その後も忘れた頃に「Sleeperもうやってないんですか?」「ライブやりません?」などとたまに聞かれたりしたけど

みんなそれどころではなくてつれない返事をするしか無かった。特に小森は開業したばかりのパン屋の営業で忙しそうにしていた。



それからさらに暫く経って友人の結婚式に招待された。その友人とは昔よく対バンしていたバンドでボーカルをやっていた女の子だ。

その式で曲を演奏して欲しいと頼まれ、久々に集合する。メンバーは結成当初のSleeper3人(ギターは大貫)の他に当時のバンド仲間が数人。

演奏曲は当時バズっていた星野源の「恋」だった。(俺達の曲はやらせてもらえなかった…)




ギターの大貫とは20代の時にあまり良くない形で袂を分かっていたので顔を合わせるのもスタジオで音を合わせるのもかなり久々だったけど、

これがなかなか楽しくて結婚式も大いに盛り上がった。




式から数日経ち、ふと俺の中である考えが思い浮かぶ。「この3人でまたSleeperを始めるのもありかも知れない。」

そう思った俺はすぐに小森に連絡して飲む約束をした。大貫をギターにしてバンドを再開する許しを乞うためだ。

小森はとても喜んでいるように見えた。「新曲が出来たら聴かせてくれよ。お前はいい曲書くんだから。」地球で一番いいやつだ。

その頃、大貫も俺と同じくバンドを再開する事を考えて既に山崎に連絡していたらしい。




2017年、またSleeperがオリジナルメンバーで動き出した。翌年の夏に新曲を作ってレコーディングした。

曲の作り方なんか忘れてるかと思いきや感覚がまだ残っていた。





バンドも動き出した事だし仲の良いバンドを誘って企画をやろう。Sleeperが再開した事を知ってもらおう。

俺達は下北沢近松で日程を組んでイベントを開催した。



友達は来てくれたしイベントもなんとか形にはなったものの、何かが足りない。

後日、撮ってもらったライブの映像を観た。酷かった。



演奏も歌もまあまあ出来てるしそんなに悪くない。

でもなんだろう、ただそこで演奏してるだけの人達だった。伝わってくるものが何も無かった。

ロックバンドってそうじゃないだろ。お前何のためにまたやり始めたんだ?



これは人に見せられるものじゃないな、、と察した俺はその日完全に心が折れた。

このバンドは趣味でゆるくやっていこうと思い始めていた。




しかしバンド再開を知った周りの人達からポツポツとライブ出演の依頼が来るようになる。

こっちはとても勝負出来るような状態では無かったが胸を借りるつもりで現役のバンドマン達と対バンして

そのパフォーマンスを見せつけられるうちに俺の中で何かが覚醒してしまった。




「月に手を伸ばせ、たとえ届かなくても」



THE CLASHのボーカルジョーストラマーが残した言葉だ。可能性がゼロでもやらないよりマシだ。

やるしかない事をやるだけだ。売れるとか売れないじゃない、自分が納得できる何かを残せるかどうかだ。



本気モードになった事によって当然メンバー間でぶつかる事もあった。

それくらいが丁度いい。ロックバンドらしくなってきた。



心が折れた夜から4年、あの時よりいくらかマシなライブが出来るようになったはず。

下北沢のあの夜にリベンジするつもりで4年振りの自主企画を開催することにしました。



この日のイベントに呼んだ対バンのイカフリ(THE CATTLEFISH FRITTER)もトランヂスターも間違いなく俺達を

覚醒させたバンドのうちのひとつです。



バンドは生き物、今のSleeperを観に来てみませんか?

お待ちしてます!




2022年11月4日(金)

@下北沢THREE

「Uber Beats Friday」

OPEN19:00/START19:30

ADV¥2,000-(+1D)

DOOR¥2,500-(+1D)

ACT: Sleeper / THE CATTLEFISH FRITTER / トランヂスター