ED20半入線 | 適当気儘に鉄道模型

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主に趣味の鉄道模型に関して入手した際の勝手気儘な感想や模型加工・レイアウト製作は下手で悪戦苦闘しながらもやはり適当気儘に楽しみ同じ趣味を持つ人々に勇気と自信を与えたり、そんなまさに「テキトー」なブログです

 はんだ付けを依頼していた車輌の車体半完成品が届きました。

 この機関車はED20と言います。多分余程の古い機関車好きな方でなければご存知無いかと思います。

 ED20は元々は1927年に今の身延線である富士身延鉄道が製作した200形電気機関車です。
 5輌製作されましたが、富士身延鉄道が戦時中国有化され、機関車も国鉄に編入されて改番、4輌がED20となりました(1輌は改番されず部品取りになった模様)。
 戦後は阪和線や仙石線等で使用されましたが1959年に全車廃車となり、他の私鉄に譲渡もなかった為解体され現存していません。
 同じ富士身延鉄道の電機、210形(←後ED21)がほぼ同じ頃に同じ出力の電機として作られています(因みにED20→川崎造船製、ED21→日立製)が、ED21がED20の廃車後から14年も長く使われていた事を思うと不運さを感じます。

 活躍していた時期が古く、走っていた路線も目立つところでなかったからか、実車の写真もそう無い様で、自分の家にある写真が掲載された本はRM LIBRARYと鉄道ファン、電気機関車展望の3冊しかなく、写真も各番号合わせて十数枚だけ、しかも時代的な写真そのものの不鮮明さと、それが雑誌の粗い印刷による掲載なので具体的な形態が判別しづらかったりして、拘って模型化するにはちょっとハードルが高かったりします。

 16番でも模型化が殆どされていない形式ですが、Nゲージではキットで金属キットがKitcheN、ペーパーキットが甲府モデルから出ています。

 KitcheNでは少ない資料ながらも、よく調べて各種類のED20が出ていますが、自分が購入したのは仙石線仕様である2号機、残りがそれだけだったのもありますが、自分が惹かれる形態の機関車だった上に自分の地元で走っていた事も決め手となりました。
 
 本当は自分の手でキットを組めば良いのでしょうが、はんだ付けに自信が無かったので基本的部分だけ素組み(有料です)を依頼し、自分でも何とかなりそうなパテ埋め&整形・その他の部品取り付け・塗装は自分で行う事としました。

 この2号機は仙石線時代は窓枠が白く塗られていましたが、それだと自分の腕では汚くなりそうなのと、窓枠が白だと静態保存されている蒸気機関車の厚化粧みたいな感じなので、仙石線から転属して静岡地区にいた頃の窓枠も同じ色にする予定です(楽ですし・笑)。

 以前の記事でパンタグラフや動力、ポリパテを購入したのはこの機関車の為です。
 取り敢えず動力にボディと台車枠を嵌め込んでみました。

 コンパクトでED17とED12かED56を足して2で割った様な形状の電機です。これでは実際の大きさが掴み難いと思いますので、国鉄の輸入電機でもコンパクトなED19と較べると

 車体そのものはED20の方が若大きいですが、全体だとデッキ&先輪が有る分ED19の方が堂々としている様です。

 後は取り付けるパーツをポン付けの上、塗装して完成に持ち込みたいところですが、失敗したくないとビビってもいますので、気合いが入った時に丁寧に仕上げたいと思います。



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