前回のTOMIX 旧C57の動力に関する話はあまり興味を惹かれなかったみたいで、やはり自分の趣味の傾向は少数派なんだな、と思いました。
しかし続けます。多分試作品の類いなのは間違いないかと思います。理由は

ダイキャストの内側に中間ギアが入る部分が鋳込まれているからです。上の量産品はそれがありません。これは個人の加工では出来ないと思います。
さて、試作品だろうと走らないのでは話になりません、早速整備しました。
モーターと接するギアが軽く回る様になれば動くと思われますので、ギアが回る様にクリアランスが出る位削ります。削り難い箇所なので足回りを万力で固定し、帯状に切ったペーパーを左右に引きながら磨きました。横着な方法なので余計な箇所まで削ってしまいましたが問題の出ない箇所だったので一安心です。
指で軽く回る様になったら後はパーツを磨いて油を差し、再び組み上げて終わりですが、今回集電金具が酸化して一部緑青を吹いていたので酸に漬けて落とす事としました。
とはいえ、とても小さなパーツ(特に集電スプリング)ですので下手に塩酸(サンポール)に漬けたら溶けて消えてしまう恐れが有ったので酢酸(お酢)に漬けてみました。少しして引き上げるとそこそこ綺麗になっていました。
モーターだけはウォームが割れているので一緒に分解した通常品からお借りしました。
またテンダーを固定するビスの受けが外れなかった為、テンダー本体を乗せただけ(ただ前方に爪となる箇所があり半分引っ掛かった状態です)です。
始めはぎこちない動きでKC-1の目盛りで3.5位で大きな音を立ててギクシャク走って時に停まっていたのですが、馴染むに従ってかなり良くなり目盛り2位でも割りとスムーズに走る様になりました。ただ、しっかり上物が固定されてないからかやはり時折ストップする事がありましたが、その時は上から軽く押さえつけるとすぐ動きました。モーターの集電金具がスプリングの役目にもなってしまって浮こうとするのでモーターをしっかり押さえなくてはならないのが上手くいってないからでしょうか?
10分位の走行なのでより走らせればより馴染むのかもしれません。ただ、試作品だけど外観ボロだけにどうしたら良いのか?記念に取って置くのが良いでしょうか(笑)?
一押しいただけますと幸いです。

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