謎のTOMIXC57旧製品動力 | 適当気儘に鉄道模型

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主に趣味の鉄道模型に関して入手した際の勝手気儘な感想や模型加工・レイアウト製作は下手で悪戦苦闘しながらもやはり適当気儘に楽しみ同じ趣味を持つ人々に勇気と自信を与えたり、そんなまさに「テキトー」なブログです

 休日、屋根裏レイアウトはアンカプラー線路の加工をひとつ行っただけ(線路中間で絶縁する為、線路を切断の上削って隙間を作った所にプラ片接着中)で進展がありませんでした。

 では他に何かやるかな?と周りを見渡せば仕掛品の山でやる事はたくさん有るんですが(苦笑)、ふと今年始めに落札したジャンク品の山の中に有ったTOMIXのC57旧製品の動力部であるテンダーに目が止まりました。その中で1番調子の悪い奴を整備するかと各自走らせチェックしたら足回りが薄茶色の奴が1番調子悪い、というか動かないものの、モーターは生きている様子なので、これを分解する事としました。

 が、手に取って見て「?」となりました。

「これ、何か違くね?」

 下回りのプラ部分、前ユーザーが薄茶に色を塗ったと思っていたらプラの地そのものなのに今更ながら気付きました(馬鹿ですね)。

 取り敢えず分解すると
 「あれっ?TOMIXのC57旧製品って3軸駆動だったんじゃね?何で4軸駆動なんだ?」
 そういえば走行チェックする前にテンダーの車輪を指で動かしてみたところ、他の黒い個体3つは1番後ろになる車輪がクルクル回りましたが、この薄茶の個体は後ろの車輪が回りませんでした(何かトラブル抱えてる位に思ってしまいました)。

 前ユーザーが駆動力アップを狙った改造をした可能性も考えられると思いながら疑惑が増すばかりなので、急遽他のC57動力を持って来て比べるとこの足回りのギア&車輪抑えのプラ&車輪のギアが

 明らかに違います。薄茶の方は車輪のギアが真ん中に来ているのに対して通常品の方は下から見て右に寄っています。

 モーターに付くウォームと接するギアとギアを支えるダイキャストも
 違っていますし、エンジン部を繋ぐピンが普通の方は軟質プラなのに対して薄茶の方は見た目ダイキャストです。しかしダイキャスト一本物ではなくて

 絶縁の為なんでしょうけれど、フロントからの集電をも考えていた様な3層に圧着された(様な)作りになっています。

 更に見えない箇所に違いが有るか気になり
更に通常品を分解し見てみると
 問題の動力は車軸が嵌まる様、逆Uの字の切り欠きがあるのみに対して通常の動力は車軸が来る場所の切り欠きが角形で1・4輪と2・3輪の切り欠きの深さが違い、ギアが来る箇所にも小さな切り欠きが有ります。
 また、
 モーターを支え&土台となるプラにも違いが見受けられます(因みにテンダー本体を結合する為に給水口の部分から締めるビスの受けはビスを緩めようとしたらビスと一緒にくっついて外れてしまいましたので違いではありません)。

 ダイキャスト製のテンダー上物の内部も
 やはりウォームが入る付近の形状が違います。
 因みにウォームと接するギアは経年劣化のせいなのかどうか分かりませんが、半ば無理矢理嵌め込む感じでないと入らず、入れたら入れたでギアとダイキャスト間のクリアランスが全く無く、ギアがきつくて回りません。そのせいかモーターに付くウォームは元々この模型の弱点らしいのですが派手にクラックが入っていました。

 テンダー上物の塗装が汚い手塗りといった感じなのとテンダー上面の縁がところどころ欠けているいかにもジャンク品な形態に騙されて違いに気付けなかったのですが、本当にこれどういう物なんでしょうか?個人的にここまで加工するのは考えにくく、ネットで旧C57の市販品を調べても薄茶の個体の様な感じの物は無さそうでしたし、そもそも旧C57は1回か2回しか生産されなかったとか何かで見た様な記憶が有りますし(本当かは?ですが)、この模型が発売されるまで結構時間がかかった様に記憶していますので、ひょっとしたら初期の試作品、或いはその後牽引力アップを狙った改良品を出そうとしての試作品がどういう訳が外に出て我が家に来た、という事なんでしょうか?とにかく謎のC57動力です。

 最後にこうした事に詳しい方がこの駄文を読んでくださったら何か情報をお教えいただけたら幸いです。 

 
一押しいただけますと幸いです。
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