拘っているようでいい加減 | 適当気儘に鉄道模型

適当気儘に鉄道模型

主に趣味の鉄道模型に関して入手した際の勝手気儘な感想や模型加工・レイアウト製作は下手で悪戦苦闘しながらもやはり適当気儘に楽しみ同じ趣味を持つ人々に勇気と自信を与えたり、そんなまさに「テキトー」なブログです

 最近は新製品で欲しい物も無く、専らオークションチェックなんぞしていてもコロナの状況下のためか自分の気になった物はどれもそこまで出せないといったところまでいってしまうので益々入線も無い、そんな近頃です。

 そんな中、自称・自他共に認められるに関わらず腕自慢の方が市販プラ完成品に無い車輌を製作し、オークションに出しては高値で取り引きされているのを見ては、その様な加工をする腕前も、そんな品を高い金出して落札する財力も無い貧乏の口先下手クソモデラーたる自分は驚いたり呆れたり、ほんのちょっと羨ましかったりしています。

 そう思うのは時として腕前以前に考証がなっていない物が結構なお値段で取り引きされているのを見るからです。
 自分の好み、かつ多少考証面で知識が有る車輌に限定されますが、以前から書いているKATOのC59を加工したC60は相変わらず東北形と称してる煙突に小デフ付いてテンダーが船テンの物(因みに実車で戦後形C59改造のC60に小デフ付いた奴は無いのですよ)は以前批判した方以外にも出品していて高値取り引きされていましたし、TOMIXの73系を加工した仙石線仕様も見かけましたが、ウグイス色に警戒色が入った晩年の時は窓が1:2のアルミサッシになっているのに三段窓のままとか、これはタイプとしていましたが、それでも落札価格が6桁いってるのを見ると雑誌やホームページ、ブログ等々で新製品に関して「●☆が違っている」とか細部まであれこれ重箱の隅をつつく様な拘りが書いてある事の多いこの鉄道模型の状況も悪いブラックユーモアなんじゃ?と感じられてしまいます。
 いや、個人が楽しむ為に加工する、それは趣味の話ですから出来の優劣・考証は余り関係無いですよ(自分なんか滅茶苦茶ヘタですから人の事なんか言えません)、趣味は楽しむ為の物ですから「ここは違っているけれど雰囲気的にもう充分、これ以外はやると却って汚くなるし」なんて事有りだと思いますし、怠け者口先モデラーたる(という事さえおこがましい)自分は完成に持っていく事自体凄いと思って尊敬の念を持っています(なんせ自分の所は仕掛品の山ばかりなんで)。でもそれはあくまでも趣味の話だからです。特製品として売りに出すからにはそれは既に趣味の範囲の物ではなく商品、客観的かつ冷酷に見られます、少なくとも自分はそう見ます。特製品を製作して出品する方はその品に対して(☆●の加工は大変なので省略、故にタイプですとか)詳細な説明が必要だと思います。そこまでしなければ適当なモデラーの適当な作品と批判されても仕方ないと思いますし、購入する方も審美眼を持ち、客観的にその商品を見る目が必要なんじゃないか?と思います。勿論自分と違って金持ちで、自分の百円の価値と金持ちの人の百万円の価値が同じなら自分がこんな物にこんな値段と呆れるのも、金持ちの人にとっては自分の買う数百円のジャンク品以下の価値なのでしょうが。


 自分の様な下手クソが作ったこんな車輌も高く買ってくれる方が居るのだとするとありがたい事、捨てる神あれば拾う神あり、なかなか良い世の中でございます(笑)。
 

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