カトー デジタルシステム | 適当気儘に鉄道模型

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主に趣味の鉄道模型に関して入手した際の勝手気儘な感想や模型加工・レイアウト製作は下手で悪戦苦闘しながらもやはり適当気儘に楽しみ同じ趣味を持つ人々に勇気と自信を与えたり、そんなまさに「テキトー」なブログです

     一応実家に行って来ましたら

    レイルマガジン87/3号が出て来ました。自分は10代の頃は鉄道ファン誌を購読してはいましたが、貧乏人故にそれで精一杯、それ以外は鉄道ピクトリアルの気になった車輌特集を極めて稀に買うだけだったのでこれは古本屋で購入した物だと思います。中身をざっと見て購入した理由は

    多分これ、80系のクハ86 1次形の変形車・015号と&サハ87 300の製作記事だと思います。今だと80系電車に関してクハは普通の1次形ならGMの塗装済み一体キット、サハはKATOから完成品、そもそもKATOから全金、マイクロエースから初期形の完成品、更には他形式各区分のコンバージョンキットさえ有りますが当時はGMのクハ/モハ/サロ各全金車、及びクハ85 100台(シル・ヘッダー付き)のキットしか有りませんで後は他のキットを利用して作る、そんな時代でしたから隔世の感が有ります。

    けれども今現在の世で個人的に目を引いた記事はこれ、

   KATOのデジタルシステムです。若い人には今、日本のNゲージでDCCを推進している(?)KATOからかつてこんな物が出ていたなんて知らない人がほとんどなのではないか?と思います。これが雑誌の広告に出た当時は「何かよく分からないけれども凄いんだろうな」と思ったものの詳しい内容を知る事は無く、実物は専門店で一度見た様な?当時システムが継続発展したという事は無かった模様で、今現在は影も形も無いと言う事は技術上や価格の問題が有ったのでしょう。記念誌にも書かれていなかったところをみるとこれはKATOの黒歴史のひとつなんでしょうね、これ。
    価格を見ると
メインコントローラー      ¥50000
サブコントローラー          ¥22000
スイッチコントローラー  ¥22000
DIGITAL用電源                   ¥26000
車載レシーバーA              ¥8000
車載レシーバーC              ¥9000
スイッチレシーバー          ¥8000
サウンドユニット              ¥700
    とあり、レイルマガジンの説明をはしょると電源はコントロール系と走行用電流を供給するパワーサプライと走行用電流とコントロール用信号を送り出すブースターの2台セットの様です。メインコントローラーは車輌をコントロールするユニット、一応最大16動力車走行させられるそうですがコントロール出来るのは2動力車だけだそうです。サブコントローラーは重連走行させる時に使うユニットらしい。スイッチコントローラーはポイント用のコントローラーで16個のポイント(アクセサリー)をコントロールするユニット。車載レシーバーはDCCのデコーダーでAは16番向けなのかな?Cはそれより小さくNにも搭載可能みたいに書いてありましたが実際大きさとか分からなく本当に使えるのか分かりません。サウンドユニットに関しては何も書いて有りませんでした。
    ポイントの有る線路上を重連プラス他の車輌を走らせて楽しむには15万近くかかる訳で、今DCCで同じ事するにも4万かからないんじゃないでしょうか?ましてや30年ちょい前の15万ですからやはり普及する訳無いよなと思います。更にはこれの可能性を信じて購入した方のその後を考えると恐ろしくて…
    こんなKATO DIGITALですが某オークションで出品され続けていた記憶が有りますが、最近見てないのでどうなったのか?多分売れはしてないと思います。そんなKATO DIGITAL、こうやって改めて見て感慨深いものがありました。


            情けないオマケ
    このレイルマガジンに妙な物が挟まれておりました。それは



    裏ビデオのチラシです(情けなや…苦笑)。何で挟んで有ったのか?実際その頃ビデオを購入した記憶も有りませんが自分が昔からスケベと好みの車輌にブレが全く無いのだけは分かりました(笑)。

             

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