タキ1600(初代)を作る (1) | 適当気儘に鉄道模型

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主に趣味の鉄道模型に関して入手した際の勝手気儘な感想や模型加工・レイアウト製作は下手で悪戦苦闘しながらもやはり適当気儘に楽しみ同じ趣味を持つ人々に勇気と自信を与えたり、そんなまさに「テキトー」なブログです

    アリイのC53テンダが分解出来なくなったのには焦りました、その理由は作りたい物が有ったからです、で、前回のブログで少しテンダを弄って作り始めた車輌はタンク車でその形式はタキ1600(初代)と言います。貨車の超マニアなら「あ~アレね」とすぐさま思い浮かぶでしょうが大概の方、特に若い方は「何それ?」となるでしょう。

    タキ1600(初代)形タンク車とは戦後の物資不足の時期に廃車になったC53蒸気機関車の12-17テンダを利用して作られた糖蜜輸送用40t積みタンク車でテンダを2輌使用して水槽部分のみを利用し炭庫部分は取り払い元の石炭取り出し口を向かい合わせにして永久連結したというタンク車でも変わり者5本の指に入るであろう車輌です。自分の好みの時代からはほんの少し外れる車輌ではありますが琴線を刺激した車輌なのでいつか作りたいと思っていたのでした。

    今回行った事は石炭部分を外したテンダの炭庫部分を或る程度削って水槽部分だけにしただけで、その削りも細部の検討も有りまして荒削りのみです。

    この車輌に関しては資料が少な(いのかな?)く、写真も有るのは1枚だけみたいで、その写真も貨車研究家で名高い吉岡心平氏のサイトにかつて出てはいたのですが今は見る事が出来ず、困って知人に相談したところ同じ写真が本に掲載された事が有るとの情報をもらい、その知人に本を探してもらっている(本は有るが仕舞った場所が不明だそうで)状況です。

    具体的な形態が分かったとしても次なる難関は形式や会社名等の表記をどうするかです。作るしかないのですがこれもハードルが凄く高いです。故に材料のテンダは入手していたものの今まで全く手を付けなかったのでしたが今回バラしたついでに少しだけ手を付けてしまったのでした。そんな状況ですからこの製作記の次回は何時になるか分かりません(苦笑)、黒歴史として葬りさられる可能性が極めて高いです。


実際にこんな形態のタンク車です。


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