ちょっと古い話ですがTOMIXからEF60が発売されました。じぶんも早速購入の上、他のメーカーのと軽く比較してみました。
右から学研・TOMIX・KATO(500台 特急色)です。写真の撮り方がいい加減な為、真ん中のTOMIX製品がとても小さく見えますが実際はこんなに差は無いです。
古の学研(永大設計)製品です。今も貧乏ですが学生の頃は超貧乏で定価で機関車なんてそうそう買えなかったのですが、その頃とある模型店でNゲージ撤退したメーカーの品等がセールで格安、その中にEF60が数台有り、何ヶ月かかけて3台購入(かなり無理しました)しました。セール品なのに結構どれも大して売れず(他にエンドウ・しなのマイクロ製品がありました。今では考えられません)そのおかげで複数購入出来ました。今、後悔してるのは特急色も有ったのに買わなかった事。当時は「こんな色使い道がない」と思ったのですが後悔先に立たずです。
今回出たTOMIXと比較するのは酷ですがKATOのよりは数段似てると思います。細かい所を言えば、前面窓のセンターピラーがガラスと一体だとかスカートが貧弱かつ500台の物とかいろいろ有りますが基本は良いので、腕の有る人ならこれをベースに今回のTOMIXにヒケを取らない物が製作出来ると思います(もっとも、今それをする事に意味が在るのか?とも思います)
KATO製品、出た時から「似てねぇ~」と思いました。個人的にKATOの1950年代に作られた車輌の模型はクハ86やEF58、そしてこのEF60と前面が似てない物が多い気がします。自分が思う理由は
1)カッチリし過ぎてあの時代の車輌の持つ柔らかみが無い
2)テールレンズが大きい
以上の2点になります。特に2)の理由が大きいと思います。似顔絵で言うならば目を大きく描いてしまった感じですか。実物が基本あまり変わらないEF65の方(2代目)は実車が途中テールライトの大型化された物に似てる、良く出来てると思うだけに一度模型のテールレンズの直径を測ってみて実際そうなのか、それとも自分の感覚がおかしいのか確かめてみたいと思います。
で、今回本命のTOMIX製品です。良く出来ています。しいて残念な点を無理矢理あげればナンバーがプラの選択式に戻った事ですか。合いが良いだけに晩年、高崎二区で見られたプレートのナンバーみたいにも見えないし、って贅沢ですかね。それと特急色も出して欲しいですね。