ご主人さまと犬の、とある週末【18】酔っ払いご主人さま | 夢 出会い 魔性

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ホテルを出て軽くお茶を飲んで、ご主人さまを駅まで送った。

後部座席にはご主人さまに渡そうと思ってた荷物。

安く買ったドカジャンとか青森の友達にもらった煎餅汁のセットとか、
ずっと渡せなかったバレンタインのチョコとか。


「荷物は夜でいいね~」

「まったく(笑)」


夜もお迎えに来られるからにこにこのわんわんと、
ちょっと苦笑い気味のご主人さま。

それでも「じゃあね」ってご主人さまは荷物を置いて車を降りた。

ご主人さまと別れてから、慌てて自宅に戻るわんわん。

夜ご飯は娘の好きなお店に連れてってあげる約束してたから。

ラーメン食べたいと言ってた娘をラーメン屋さんに連れてって、
また慌てて自宅を出発。

駅前のマックは夜なのにけっこう混んでて、
喫煙室では半分くらいの人がテーブルに突っ伏して爆睡してる(笑)

ご主人さままだかなあ…ってワクワク待ちながら、
好きなblogを覗いたり、なうで呟いたりしてた。


少しすると『移動中』って連絡がきた。

いまどこ?って聞きながら、携帯で乗り継ぎ検索。
これでご主人さまが到着する時間が判る。

便利になったなー、なんて思った。

ご主人さまが判りやすいように、マックを出て車を駐車場から移動。

そのまま待ってると、ゆらゆらな人影が車に近付いて来るのが見える。


「お帰りなさーい」

「来たな、タクシー」

ゆらゆら歩いて来た足取りと、口調や表情なんかで
いつもよりかなり酔っ払ってるのが判った。


(まっすぐ送ろう)


あまり酔ってなかったら、少しお茶しよ!っておねだりするつもりだったの。


車を走らせ始めると、ご主人さまは助手席から腕を伸ばしてきて
私の頭をくるくる撫でたり抱き寄せるようなそぶりをしたり
髪を指先でいじったりしてきた。

えっちっぽい触りかたじゃなくて、
上手く言えないけど可愛がるような触れかた。

なんだかくすぐったくて恥ずかしくて、
「なあに?」なんて、とぼけた口調で聞いてみたりした。


「お茶しに行くよ」

「え?」

「ガストね」


ご主人さまの実家近くのガストに行くようにって。

酔っ払ってて早くゴロンって横になりたいだろうに、
わざわざわんわんとお茶に付き合ってくれるんだ。



この時は単純に嬉しくて、ガストね!って言いながら車を走らせ続けた。