駅までご主人さまをお迎えに行く時、いつもいつも早めに家を飛び出す。
・気持ちがはやって飛び出さずにいられない
・ご主人さまをお待たせしてはいけない
・待ちたいのよ、待ちたいの!
いつも2時間前くらいには駅に到着(笑)
自分で早く到着したくせに、待ってることが不安になってきたりして。
ご主人さま、来てくれるのかな。
ほんとに来てくれるのかな。
待ちぼうけになったりして。
……待ち…ぼうけ(涙目)
いーーーやーーー(キャンキャンキャン)
完全に面白がってる意識。
一人遊びは意外と楽しいもの。
…もう2時間近く待ってる…
自分で早く来たくせに、勝手に不安になる。
これは『不安ごっこ』
ジェットコースターと同じ。
安全なのを判っていて、スリルを楽しむのと同じ感覚。
贅沢な遊びよ。
安全な不安を楽しむのよ。
不安がりたいの。
不安で寂しくなりたいの。
ご主人さまに会えた時にピョンピョン喜ぶために、心をギュッと縮こめる。
大きくジャンプする前準備だ(笑)
『着いた』
『どおこ?(^-^)』
『ないしょ(笑)』
キョロキョロご主人さまを探す。
どっちから来るんだろう。
わりと大きな駅。
あちこちに階段が伸びてる。
わんわんが待っている場所はいつも同じ。
ご主人さまに判りやすいように、いつも同じ場所で待つ。
『見えてる』
『見えない』
『俺からは見えてる(笑)』
ものすごくキョロキョロするわんわん。
体もぐるぐる回りだす。
鎖に繋がれている犬がその場でくるくる回ってるみたいだ。
おっかしいの(笑)
『ずっと見えてるよ』
『判らない』
『まだ判らないのか』
くるくる回るわんわんをご主人さまが見ている。
なんだか嬉しい。
もっと一生懸命探さなくちゃ!くるくるって回らなくちゃ!
ご主人さまが見てるんだよ。
『見付からない』
『駄目だなあ(笑)』
駄目な犬だなあ。
きっとご主人さまは苦笑いしている。
苦笑いしながら、嬉しそうにわんわんを見てるんじゃないかな。
自分を一生懸命探す飼い犬は可愛いんじゃないかしら(笑)
…きゅーん…
しっぽと耳が垂れそうになってくる。
ほんとに居るの?ご主人さま居るの?
わんわん…ほんとは置いて行かれた?
寂しくなりながら斜め上を見上げた。
ご主人さまがマックの2階席からわんわんを眺めてる。
ぶわっ!っと嬉しい気持ちでいっぱいになった。
不安と寂しいの後だから余計に!
(半分くらいは『ごっこ』だけどね)
両手をブンブン振りたくなった。きっとしっぽの代わり(笑)
わんわんが恥ずかしいのは構わないけど、
ご主人さまが恥ずかしいとマズイので振らずに我慢した。
もっと不安をください
もっと寂しいをください
その後でご主人さまを感じると、嬉しくて愛しくて仕方ないのです