愛南町での試し釣りを終え、いよいよ青森に残してきた遺恨と決着をつける時が来ました。
カンパチ
出典:WEB魚図鑑
カンパチ (2005.09.01) - WEB魚図鑑 (zukan.com)
ある時は青森のユニバース(スーパー)に、これ見よがしに大量に売られているのを見せつけられ…
ある時は目の前で必死こいてカンパチ狙ってる時に、
「こんな外道釣れましたけど本当はワラサ釣りたかったのに」
と言わんばかりに初老のおじさんにニヤニヤと本命を見せつけられ…
ある時は、引っ掛けたは良いものの娘に進路を阻まれているうちに糸を切られて逃げられ…(つい先日の話です)
この4文字にどれだけ辛酸を舐めさせられたかって話です。
8/19 久々の短時間カンパチ狙い④ サバすら貧果だった | 年中釣り日和(まだ見ぬ魚種を求めて) (ameblo.jp)
こちらは以前カンパチを狙った時の記事です。
今回はもう本気で獲ってやろうと思ってやってきたのが、
宇和島市 九島
宇和島の市街地から大きい橋で繋がっている、1周およそ9kmほどの島です。
かなりきついリアス式の形状をしている宇和島の海岸。
湾になっている場所が多い中でも、外海に面したところに最も手近にアクセスできる場所です。
初めて来た場所で、何も知らずに岬のほうに陣取っていると、夜明けを待ちに待ったアングラーが次から次へと押し寄せてきて、
良い場所はあっという間に7~8人の人が立つようになりました。
自分も早速40gのメタルジグをセットして投げていると、何やら小さいアタリが。
小魚でも掛かったかなと思って、トロトロと回収していると、
ズシン!
なんか急に重くなったような気がすると思っていると、ドラグ閉まり気味の糸がジャーーーーー!
しばらく走った後で、糸がプッツンしてしまいました。
たぶん先に掛かってたアジか何かにデカイやつが掛かったんでしょうけど、
宇和島ってこんなのが来るの?
糸のセッティング舐めてたかも…
その後はアタリもなくなって明るくなったので、
すこーし浅めのほうに移動してきました。
手前の方は底が見えるくらい浅くて1~2m。
60~70mほど遠投すると、10mくらいの深さはあります。
ここで沖の深みを狙っていると、ルアーが落ちて行く時に、何やら小突いているようなアタリが頻繁に出るんですよね。
同じコースをずっと通し続けていると乗りました!
あ、オキエソ!
こっちでは定番の外道ですが、釣ったことがない初物なので嬉しいです。
その後、何投かしていると、10秒以上数えても全然ルアーが下に落ちて行かなくなり、
「なんか穴にでも入ったか?」
と思っていたら、糸をフリーにしていた手元に魚がひったくるような違和感が。
すでに魚が掛かっていたようですね!
ベイルアームを起こしてすぐに竿を立てると、物凄い力であっという間に糸を切って行きました。
うわぁ…2度もやらかすなんて。
根掛かりを外すためにドラグを締めた直後だったから、ドラグ緩めるの忘れてて、全然糸が出て行かなかったんだ。
魚ごめん…
釣り歴25年にして、ほぼ初心者に毛が生えたような自分をちょっと責めました。
本線PE1.5号、リーダーがナイロン8号だと、このあたりはキツいのかもしれないですね。魚もデカイの来たりするし、磯だし。
その後は車で寝ていた友達を呼んできて、
「雰囲気的に凄いの来そうだぞ!」
と、PE5号のナイロン20号という化け物セッティングにしましたが、
2投して、カサゴが2連発。
友達に笑われて終了でした。
でもなんか、自分のすべきことが明確に見えて、次回に繋げられる一日だったなって思います。
カサゴだって食えば美味いんだぞ!
これ味噌汁にします。
そういえば、うちの奥さんはカサゴのことをアラカブって言います。
友達はガシラって言います。
宇和島ではホゴって言います。
もう、どれに合わせていいか、わかんなくなります。
ヤズで、イナダで、ハマチで、フクラゲで、フクラギみたいなもんです。
次回へ続く…