先日、「ボディーガード 名古屋伏見店」さんに伺いました!
格闘技を学ぶ私たちも、常に「護身術」の観点を持っています。
いざという時に大切なのは、戦うことではなく「いかにして安全に逃げるか」です。
お店には、瞬時に相手の目をくらませるフラッシュライトや、音だけでも威嚇できるスタンガン、いざという時の警棒など、様々な護身具がありました。
お店には様々なグッズが並んでおり、それらを見ながら改めて考えさせられました。
コーヒーを飲むおやつの時間
「本当に大切な護身術とは何か?」
そこで、今日は僕個人の護身術に対する考えを皆さんにお伝えしたいと思います。
護身術は「自動車保険」だ
僕が思うに、護身術や格闘技は、自動車の「保険」のようなものです。
自動車保険に入っているからといって、わざと事故を起こしに行く人はいませんよね?保険はあくまで「万が一」に備えるものであり、その保険を使わないように安全運転を心がけるのが普通です。
護身術もまったく同じだと考えています。
「回避力」こそが最強の護身術
護身術を習うことの最も大きなメリットは、技術を身につけることではありません。
一番大切なのは、自分の身を守るための「危機回避能力」を高めることです。
「あれ、この道はちょっと暗くて怖いな…」
「あの人、なんだか様子がおかしいな…」
こうした直感を信じ、危ない状況そのものを避けることが、何よりも重要です。護身術を習ったばかりに「自分は強いから大丈夫」と過信して、本来なら回避できたはずの危険に自ら近づいてしまう…そんな本末転倒なことはありません。
護身術は、相手と戦うためのものではなく、「どうすれば戦わずに済むか」を考えるためのものです。
不審な場所を避ける。
周囲に気を配って歩く。
危険を察知したらすぐにその場を離れる。
これこそが、真の護身術だと僕は考えています。
護身術を身につけることは、いざという時の選択肢を増やすことに繋がります。しかし、その選択肢を「使わずに済む」状況を日頃から作り出すこと。その意識を持つことこそが、自分自身と大切な人を守るための最初の一歩です。