JR東日本の新幹線で1月23日に発生したトラブルの原因は架線の張力調整装置の重錘ロッドが破断したことが原因のようです。
破断した重錘ロッドは1985年の上野~大宮間開業時に設置されたもので耐用年数は30年とのことですが、既に38年以上が経過していました。
JR東日本は「30年は目安で使用条件によって経年劣化は異なる」としていますが、耐用年数を8年も超えて使うのは如何なものでしょうか。
写真は上野~大宮間を走るE7系です(記事とは関係ありません)。
JR東日本では、2005年11月に山手線の重錘ロッドが破断し、重錘が道路に落下するという事象を発生させていますが、またやってしまいましたね。
不動産業などに精を出されるのも結構ですが、鉄道事業者として安全運行を第一に考えてもらいたいものです。
共同通信の記事はこちら
産経新聞の記事はこちら
〔参考〕
張力調整装置(滑車式)の重錘用ロッドに関する緊急点検結果について(2005/12/6 国交省)はこちら
山手線における張力調整装置の障害発生箇所(2005/12/6 国交省)はこちら
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