学生に教える本当の意味。 | 家庭犬のしつけインストラクター井原亮のひとりごと

家庭犬のしつけインストラクター井原亮のひとりごと

このブログは『家庭犬専門の施設SkyWan! Dog Schoolの公式ブログ』として使用しておりましたが、2024年の飛行機事故をきっかけに、感じたこと、さまざまな報告などのブログとして復活致します。

少しぼやかせてください。



私が初めて学生に教えるようになったのは、約10年前23歳の時でした。



初めは



おろおろして、でもしっかりしなきゃ。

まだまだ知識不足。でも先生なんだから勉強しないと!



というような感じだったのを覚えています。





途中、3年ほど学生に教える事はしていませんが、今もそのチャンスをいただいています。





学生に教える時間の中で私が最も重要だと考えている事、

それは「自分が学生になる事。」



私自身、ちば愛犬動物学園というところの卒業生で、動物学校の学生でした。

その時、私の人生を変えてくれた人がいます。



伊藤佐枝子先生です。

残念ながらもう他界されてしまいました。



みんなで「さえちゃん、さえちゃん!」と呼んで慕っていました。

もちろん先生なので良く先生を付けなさい!といわれ「さえちゃん先生!」とかいってみたり。



さえちゃんは、いつも笑顔でテンション高くて、会うだけで学生みんなを笑顔にしてくれて。



私がプライベートで大変な事になった時も絶対に見捨てずに助けてくれました。

「あなたがどんな仕事をしても、どんなに人から非難されても、私はあなたの仕事を尊敬するよ。」

そういってくれました。



この人が私の原点。



学生に教えていくことで一番私が考える事は、犬のしつけを通じてその学生一人一人の力や考え、行動力を引き出してあげる事。

「あと一歩、一声かけてあげればもしかしたら、この子の大きな一歩になるかもしれない。」

その一歩を踏み出させてあげる事が私の役目だと思っているんです。



大きな学校に比べればたった数人の学生、クラスなのかもしれない。

でもそんなの関係ないんです。



授業に関係ない事だって授業をつぶしてだって、そのときに話したいことがあるんです。

その話しだけで頑張れる人がいるんです。



そう思ってやっています。



きっと、「バカタレ!」ってさえちゃんに怒られるんだろうと思いますけど、、、。





まぁ、私は私のままいきましょ。



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