末子と父(祖父)① | エンジニア、デザイナー、シスエン。3兄弟の就活・受験・日常記録

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3兄弟を育てた母・へらみです。子育て一段落の今、受験・就活~青年期男子との日常を記録中。※副業・投資・勧誘目的の「いいね」「フォロー」「メッセージ」はご遠慮ください。
普通の日常や趣味を楽しんでいる方とつながれたらうれしいです♪

🧓👦 末子と祖父の絆が生まれるまで──

長子が生まれたとき、
父にとって**初めての“外孫”**でした。

👶✨だからか、よく目をかけてくれていて、
二子はというと、とても大人しくて従順なタイプだったので、
こちらも自然と距離は近かったように思います。

でも……
末子と父は、どこかぎこちなかった。
子どもである末子も、どことなく照れていて、
自然体ではいられなかったようです。

🕰️父は昭和一桁生まれ。母にベッタリで…

父は典型的な「昭和一桁世代」。
家庭では**“母至上主義”**のようなところがありました。

🧓💗👵 母が元気なうちは、
いつも母のそばにいて、母の意見が第一。

だから実家に私たちが呼ばれることはあっても、
父が我が家に遊びに来ることなんて、一度もありませんでした。

🌸それでも…転機は突然訪れました。

末子が高校に入学した春。
突然の出来事が私たちを襲いました。

母が急逝。

まさか…と思うような別れの中で、
父は一人暮らしを余儀なくされました。

🏠そこから、父と末子の関係が変わりはじめた

母を亡くしたショック、
そして日々の孤独のなかで、
父は初めて「家族と繋がろう」としてくれるようになった気がします。

週末にこちらから実家へ顔を出すと、
父はぽつりぽつりと話し始めるようになりました。

🍵👦 末子とも、少しずつ言葉を交わすように。

いつの間にか、
父と末子の間には
**「祖父と孫」**というよりも、

**「ソウルメイト」**のような不思議な関係ができていったのです。

✨「祖父と孫」から「人生の理解者」へ

父と末子は、
お互いにあまり多くを語らない性格だったのに、
なぜか心が通じ合っていた気がします。

末子が進路に迷ったときも、
藝大受験に挑むと言い出したときも、
父は黙って支えてくれました。

🎨
「やりたいなら、やってみなさい」
そんな短い一言に、
どれほどの想いが込められていたか。

🕊️あれからもう4年…父は旅立ちました。

末子が15歳のとき、
父が旅立ってからもうすぐ4年になります。

でも、あの晩年の5年間――
父にとっても、末子にとっても、
かけがえのない時間だったと思います。

👼
父がそっと差し伸べてくれた支援と
言葉少なな愛情は、
今でも末子の中にしっかりと生き続けています

 

🎓そして今、末子は24歳。夢に向かって

末子は今、24歳。
あの頃に芽生えた絆を胸に、
本気で“デザイナー”を目指して日々頑張っています。

🌟
「おじいちゃん、見てる?」
空に向かってつぶやくその背中が、
ちょっぴり大人になったように見えました。