皆さん、こんにちは!
長年、教師サポートをしてきて、教案や模擬授業を何度も拝見してきました。
近年ではサポートをオンラインに特化したこともあり、ほとんどの方がPPT(パワーポイント)を使った教案をお作りになります。
そこで気になることが出てきました。
PPT作成で疲れ切ってしまう教師たちです。
おそらく相当な時間をかけて作ったであろうPPT。
前夜遅くまでかかったのか、目にはクマができています。
PPTを使った練習では、痛恨の時制ミス!
マス形の練習のはずがタ形の文が入り込んでいます。
指摘されなければ気づかなかったようです。
あわてて修正するも、しどろもどろです。
作ったからにはすべて披露したいから、
時間が押してもカットできず早口になるばかり。
PPTがなければ、こんな状態にはならなかったはず。
残念な状況が増えてきています。
今やオンラインレッスンじゃなくても
PPTを使ったレッスンは一般的になりました。
作成にはいくらでも工夫の余地があり、
慣れるまでの技術的なことも含めると
どれほど時間があっても足りません。
しかし、大事なのは学習者の理解度や満足度です。
見栄えのいいPPTだけで学習者は満足しないでしょう。
そもそもPPTはプレゼン用のソフトです。
授業やレッスンはプレゼンであってはならないはず。
私は2013年ごろからオンラインレッスンをしていますが、
PPTを使うようになったのは2年ほど前からです。
時間があるときにまとめて24本を初級用に作成しました。
(基本文型や助詞のまとめなど)
中級や上級は、PPTの方がいいと思う内容だけ作成しました。
それを必要に応じて使っています。
つまり、レッスンごとにPPTを作成することはしていません。
そのPPTどうしても必要ですか。
それがないと理解することは難しいですか。
操作しながら、学習者の様子を確認できているでしょうか。
今一度考える時期が来ているように感じます。
