みなさん、こんにちは。
N1テキストのひとつの課(19の文型含む)を
50分レッスンで完了するなんて考えたことありますか。
なんとそれが実際にできたので
その方法についてシェアしますね。
学習者は漢字圏のN2合格者で、自律学習者のひとりです。
私とのレッスンではTRY!を使うことにしました。
このテキスト、文型を教師が説明し、生徒が問題を解いていく形で
使われていることが多いのではないでしょうか。
私たちが今回試したのは
レッスン前に生徒が対象の課を自習して
すべての問題を解いておく方法。
答え合わせも自分で済ませてもらい、
答えに納得がいかないところだけ
メモをとっておいてもらいました。
レッスン当日にすることは、
「本文の音読」
(発音の確認と本文の内容に関して話す)
「メモの質問に答える」
(答えに納得できなかったところの解説
辞書になかった語彙の意味
類似文型の使い分けなど)
以上です!
読めばわかる文型の解説を飛ばし、
問題を解き、答え合わせをする時間を予習にすることで、
たった50分で一つの課(19の文型)を
一度に終わらせることができました。
次回はまた次の課に移ります。
このペースで行くと、10日あればこのテキストのN1文型が
網羅できることになります。
超高速ですよね。早いといけないなんてことはないのです。
生徒が覚えたり使ったりできればそれでいいのです。
「先生にいちから説明してほしい」人も
「予習復習の時間が取れない」人もいます。
すべての学習者に向く方法ではないと思いますが、
「既にわかっていることを説明される」のは
私たちでも苦痛ですし、時間がもったいないですよね。
できるだけ教師が話す時間が短いレッスンを心掛けたいと思っています。
今回はある生徒との一例をご紹介しました。
何かのお役に立てれば幸いです。