前回ご紹介した80年代ハードボイルド系アニメ曲の補足の続きです。
スペースコブラ
3)
オープニング曲「コブラ」
4)
エンディング曲「シークレット・デザイアー」
1982年10月21日発売
やっぱりカッコいい曲だなあ、コブラ。
作曲・編曲がルパン三世でお馴染みの大野雄二。
歌っているのは初代ペドロ&カプリシャス初代ボーカルの前野曜子(元宝塚)。
ご本人もめちゃカッコいいです。
ちなみにペドロ&カプリシャス2代目ボーカリストは高橋まり。
先述した「桃色吐息」の高橋真梨子のこと。
前野曜子は1979年公開の松田優作主演・ハードボイルド映画の金字塔、
角川映画『蘇る金狼』の主題歌も歌っている凄いお方。
『スペースコブラ』の曲がカッコいいはずです。
前野曜子のペドロ&カプリシャス在籍時代、
サンタナの超有名曲『ブラック・マジック・ウーマン』をカバーしたこちらの曲を。
ペドロ&カプリシャスはサルサなど中南米のラテンミュージックを元々得意としていたグループ。
古い歌謡曲グループとタカを括るとヤケドするような激アツな演奏となっています。
『蘇る金狼』を監督した村川透は、
同年松田優作と再びタッグを組んだTVドラマ『探偵物語』(1979年〜80年)
以降、『西部警察』シリーズ(1979年〜84年)や続く『大激闘マッドポリス'80』(1980年)、
あの『危ない刑事』シリーズ(1986年〜)
といったアウトロー系刑事物ドラマの監督でもありました。
『大激闘マッドポリス'80』のオープニング曲・エンディング曲の作編曲は共に『コブラ』同様、
『ルパン三世』の大野雄二なのでかなりのカッコよさです。
未来警察ウラシマン
5)
挿入歌「クリスタルナイツ・ネクライム」
1983年3月発売
主題歌では無く挿入歌の方を。
悪の方もカッコいいという稀有な存在、「悪の美学」を追及するネクライム幹部
アドルフ・フォン・ルードヴィッヒのテーマ曲。
歌うMOJOは本名富田伊知郎。とみたいちろうの名前でも活動しているそう。
元々はエレック・レコードのフォーク歌手だったらしいです。
特撮戦隊物界隈では有名な方。
串田アキラ・宮村タカユキとで『魂の三兄弟』だそう。
古くは
「バトルフィーバーJ」(1979年)
「大戦隊ゴーグルファイブ」(1982年)
「科学戦隊ダイナマン」(1983年)
の主題歌から
「EYES OF JUSTICE」(2001年、百獣戦隊ガオレンジャー挿入歌)
この曲はカッコいい!
「希望のサイレンビルダー」(2006年、轟轟戦隊ボウケンジャー挿入歌)
「究極サムライハオー降臨!」(2009年、侍戦隊シンケンジャー挿入歌)
「二刀流!スーパーツーカイオー」(2021年、機界戦隊ゼンカイジャー挿入歌)
に至るまで枚挙にいとま無しの活躍だそうです。
MOJOさんの「バトルフィーバーJ」のライブバージョンがあったんで上げときます。
お客さんもめっちゃ楽しそうです。
〈また書ききれないので続きは次のブログで〉