メガバンク3行の今年3月期決算は・・・・・
三井住友フィナンシャルグループ純利益5400億円、みずほフィナンシャルグループ 純利益5000億円、三菱UFJフィナンシャル・グループ 純利益5000億円、その他、りそなフィナンシャル・グループ 純利益2300億円、 これら銀行の純利益合計1.77兆円。 目を見張る好業績をあげています。
先日、テレビを観ていると、マーケット・アナリスト(金融コメンテーター)が次のコメントを云いました・・・「銀行の利息なんてどこでも一緒な時代は終わりました。定期預金の利息が銀行によって二倍以上違うということも少なくありません」・・・というのです。
その一例「銀行預金の利息を普通口座に、100万円を預けて0.02%で計算すると、1年後には200円です。ネットバンクではその2倍なので200×2で400円です」500万円の預金では1年間の利息は1000円、1000万円でも2000円だが、ネットバンクではその倍と解説しています。 (*定期預金も似たりよったりの利率)
・・・と云うことは・・・
メガバンクに預金に100万円1年預金して利子200円 ・・・・万一、地方銀行がその「10倍出します」と宣伝してもわずか2000円・・・まったくみみっちい話しです。それ以外に・・・(税金を忘れてはなりません・・・・)
わずかの銀行利子の受取明細書には「税引き後の受取利息」の記載が!・・・それよりまだ少ない(マイナス)実受取金となれば殆ど無利子です。
三菱東京UFJ銀行では、昨年12月からコンビニエンスストアなどの提携ATMでの出金手数料を有料化したそうですが、個人の預金をATMで時間外に引き出すと出金手数料だけて年間の利子を上回りマイナス勘定になります。 他の大手銀行も追従でしょう。 これはせこい話しですね・・・・
たった、これだけ? スズメの涙のような利息で リタイヤーした「年金生活者」がどうして安心して余生を過ごせるのでしょうか? 不思議でなりません。「日本人はたったこれだけの利息で生活しているの?」「国民は皆黙っているの?」「収入の少ない人はどうしているの?」 オージーに説明すると皆さん同情してくれます。
バブル崩壊後、日本政府は銀行救済の為、超低金利政策に舵を切って、ほぼ20年経過。今後もまだしばらく継続の様子・・・とてもお寒い状況ですね。
それならば、自衛策として「タンス預金」「外貨預金」「FX預金」「海外ファンド」「(株)Stock」⇒ 素人が株に手を出す・・・・善良な市民が(危険な投資をすると)まかり間違えば・・・あげくの果てに自滅の道もあり得ます。1980年―1990年頃、多くの素人がNTT株を大量に買ったものの、突然 “暴落” ・・・・ 挙句の果てに全財産を使い果たしたという実話をあちこちで耳にしました。
「100万円のお金を郵便定期預金すると、10年後には(自動的に複利計算となって)倍額200万円の受取となる」のが当たり前の時代に育った人々からすれば、現在の無利子(無利息)時代は青天の霹靂というべきでしょう? 現在メガバンク金利、 0.02% ではどうしょうもありません。
日本の超低金利、無利子時代により、ほぼ物価が横ばい。
これが20年間継続した結果、アジア近隣諸国の国から、日本の物価凍結の恩恵に乗じて年間1000万人の観光客が押し寄せる時代となりました。
バブル崩壊時1992年頃は訪日観光客 わずか350万人だったのに、今年2014年はその3倍近くに膨れ上がった為、主要観光地のホテル、バスの予約が取れないという皮肉な現象が起きています。
また、これまで高価で手の届かなかった日本の不動産に魅力を感じて、中国、香港、台湾、韓国などの個人投資家が東京、大阪など大都市の住宅を買い占める状況となりました。
銀行はなぜ儲かるのか?
最も簡単に言うと損をしない仕組みを考案したからです。
つまり、低利で集めた資金をそれ以上の金利で返せそうな人・法人に対して貸し、その人・法人が返せなければ、保証人や担保物権の処分で元本は最低でも取り戻すからです。
「担保があるからお金を貸す」というだけなら質屋金融と同じ商法だと、ある評論家は皮肉たっぷりに解説しています。
充分な担保を確保した上で、貸倒れを想定した金利を課するのは “屋根のある建物の中でも傘の代金を支払わせる” ・・・一見堅実、しかし汚いやり方だからです。
一方で銀行が集めた預金をどれだけ企業などに貸しているかを示す『預貸率(よたいりつ)』の推移を見ると、10年前には90%超だったものが現在では70%強にまで下がっています。
・・・・・という事は・・・・低金利で調達しても貸す相手がいない。経済の実情が衰退に向かっている証しでもあります。
では、貸さない銀行がどうやって巨額の利益をあげているかというと、馬鹿馬鹿しいほど単純な方法なのです。
メガバンクなら、普通預金で0.02% 程度の “タダ同然” の金利で国民のカネを100兆円規模で集め、その一部の資金を投じて国債をせっせと買い集める。
全国119行の昨年9月の中間純利益の総額が1.6兆円だから、いかに『利息はなし、集めたカネは国債へ』という商売がオイシイかがわかります。
1970年代、銀行の野望、復讐、陰謀、憎しみを描いた山崎豊子原作「華麗なる一族」という小説が話題となり “小が大をのみ込む“ という言葉が流行りました。私の学友で旧住友銀行に就職した男がいたのですが、彼に言わせれば ・・“あの内容はまんざら嘘でもない” と明言すると同時に、彼は自分の息子、娘は決して銀行に就職させないときっぱり云います。 彼はさらに銀行、証券に限らず、全般的に金融関係への就職は避けておいた方がいいと云うのです。
高い給与をもらえるケースもありますがノルマとストレスは半端ではなく、社会的地位とは裏腹に内部はドロドロ。上司の罵倒とノルマ漬けが現状なのです。一般的な会社から見れば、銀行はまるで “会社意識のないバラバラな利益集団” のようなものだと云い切ります。(現役の銀行員の生の声です)
お金CASH を扱う商売は人間を暗くします。 たとえ10円でも帳尻があわなければ、お金があうまで、みんなで残業をしなくてはならい時代がコンピュータ化する前の慣例でした。
最近は、何でもかんでも機械化する時代、そのうちに銀行の窓口の上司もロボット化すれば エリート意識ばかりが強すぎる集団の “せこい人間関係” も少しは改善されるかも?
ある日本の大手銀行シドニー支店長はシドニー湾が一望できる豪華マンションに暮らしています。家賃$2000ドル(週)1か月$8800ドル、年間$106,000・・・・つまり会社負担の家賃が年間1千万円程です。この支店長に住宅を世話した不動産屋さんがおっしゃるので間違いない金額です。
いくらシドニーは家賃が高いとはいえ「エリード意識」を増長するような待遇をするのはいかがなものか? 何れにしても、銀行業は儲かるように仕組まれているのですね。
この様な破格の待遇は1964年以来50年間以上代々受け継がれている慣習なのです。 びっくり仰天 “開いた口がふさがりません” ・・・・
TBS高視聴率ドラマ「半沢直樹」主役の両親の会社が、取引銀行からの融資を引き揚げられた後、父が自殺。銀行側の余りにも傍若無人の振舞いに銀行には血も涙もないと一刀両断に
切り捨てる台詞があります。 一言で云えば・・・銀行は「天気の日には傘を貸すが雨の日に傘を取り上げる!」と倒産会社の社長の弁を分かりやすく代弁、人々の共感を呼びました。「血も涙もない」とは云いませんが、銀行側の「決して損はしない」一面を物語っています。
余談ながら、ドラマの名セリフ・・・・・「やられたらやり返す。倍返しだ!」 「部下の手柄は上司のもの、上司の失敗は部下の責任」ライバル会社、または宿敵など “相手に一杯食わされたときに”・・・・・・または、“部下なんてどうでもよく、自分の出世が最優先の人に” おススメのセリフなのでしょうか?