袖の下 その4(終) | SKYのブログ

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オーストラリア、シドニーから

私の街から車で5分ドライブするとChatswood という街があります。 中国本土から「裸官」の家族・親族が大量に流れ込み、英語もろくろく喋れないのにレストラン、百貨店などで大金を湯水のように使うようになりその煽りで周辺の物価が高騰しています。 彼らはただ単に大金を持っているだけ、食事時のマナーも悪いと不評です・・・・

豪州政府は永住VISAを発給する条件として、「豪州の国債を$000 万ドル買えば条件付きで下ろします」という特別プログラムあるので「裸官」ファミリーが飛びつくのです。 

カナダも同じようなプログラムがあります。 富裕層をターゲットにしたVISA政策はいろいろ物議を醸していますが、結果として国が豊かになれば良いという豪州政治家もいます。

世界各国の難民ばかりを受け入れるのに疲れ果てたのか・・・・但し、豪州のVISA政策は国内の景気の動向により毎年めまぐるしく改訂されます。

資金の不正持ち出しと国外逃亡が多いのは、金融業と国有企業。政府系機関の国家社会科学基金の調査によると、国外逃亡を企てた者のうち、この2業態が87%を占めています。

驚かされるのは、その金額の多さ。2000年にオーストラリアから送還された上海の企業社長の横領金額は7億6000万米ドル(700億円)。2001年に中国銀行の支店長が共謀者と着服した金額は4億8300万米ドル(430億円)。 2005年に中国銀行の支店長が国外に持ち出した金額は8億3900万元(約109億円)でした。


汚職官僚の逃亡先は管理層の高ポストで汚職金額が多い場合には、米国、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、オランダなどの自由主義国に逃げます。中堅以下のポストで汚職金額が少ない場合は、タイ、ミャンマー、マレーシア、シンガポールなどの周辺国に逃げます。

2013年1月27日付 「Sydney Telegraph」新聞の見出し「$124 in earnings, $4million in the casino」という記事がありました。 年収所得申告たった$124ドルの中国系オージーの男が シドニーで一番有名な「STAR CASINO 」スターカジノ で昨年 年間 $4 ミリオン(36千万円)の金をギャンブルで賭け損をしたというのである。 

警察はその賭け金の出処をその男に訊ねたが結果 “No comment” の回答でした。 現在、その資金根拠を捜査中ですが、中国本土から送金された裏金 ワイロとほぼ特定しています。

追記: 雑録 & Twitter ツイッターより・・・

よく知られている周知の事実として、ロシアは賄賂大国でございます
ワイロ無しではこの国で生きていけないと思います。本気です。 病院でキチンと診てもらうためにも ワイロ。学校に入学する時も ワイロ、  市役所で手続きを円滑に進めるためにもワイロ。と、まあ、何をするにもワイロが必要です。  車の免許もお金で買えますよ・・・・日本では買えない恨めしいこの国の腐敗・・・

韓国で小さな食堂を開こうとした男の事例・・・・

建築段階から市役所の建築担当が現場を訪れてはあれこれとケチをつけるんだそうです。それも独りではなく、建築、水道、下水道その他のあらゆる部局から。しょうがないので適当な「袖の下」を渡したら完了検査にも来ずに許可証をくれたそうです。次に来たのは食品衛生行政の担当者だったそうで、これも水回りや調理場などを細々と・・・・これも「袖の下」ひとつで許可証が出たそうです・・・・何しろ建築費の20%はワイロで消えるというんですから。業者としては手抜きをしなければやっていけませんわな。

1979年に完成した聖水大橋は1994年に漢江に崩落。手抜き工事が原因です。旧日本帝国がソウルに造った橋などは15年どころか解放後60年以上経っても落ちる兆候もありません。

発展途上国だけではなく、一部の先進諸国を除いて世界のどこででも見られる現象ですが、ベトナムもその例外ではありません。輸出入通関から政府の許認可まで、あらゆる書類手続きに付いて回るのがワイロで、これは何も政府機関だけではなく、道端に立つ警察や一般の商取引でも普通に見られる現象です。

中央政府の必死の撲滅運動にもかかわらず、この傾向は一向におさまる気配を見せず、取締りが厳しくなればなるほど、危険負担が上乗せされてその相場が上がっていくのは困ったことです。


近隣のアジア諸国と同じくベトナムで仕事をやっていく上では、ワイロ(賄賂)は避けて通れない習慣なのです。

急速に経済発展を続けるインドでは爆発的に普及する携帯電話汚職、高級マンション住宅汚職、国営銀行の不正融資疑惑などが次々と表面化、その背景にはインフレや補助金による赤字財政拡大、通貨ルピー安、市場構造の問題などがありますが、根底には、環境汚染、密輸、劣悪な就労問題など、など・・・昔から貧富の差の激しい特別な国、とても我々の常識では理解でいません。

フィリピン、インドネシア、タイ、マレーシアなども似たり寄ったり、何百年と同じようなワイロが横行しています。100年前からフィリピンは「汚職天国」として世界的に有名、高級住宅を建てることができるのは空港、港湾関係の税関職員。 旅行者、出入業者にあからさまにワイロを要求します。

その他、薄月給のお巡りさん、昼食時になるとマニラ市内の交差点で「信号無視、スピード違反のキップ」をチラつかせて、CASHで払えば法定罰金の半額にすると脅します。脅し取ったお金でその日の昼食、家族の生活費に充当します。

果たして、この地 シドニー は「袖の下」「汚職事件」はないのかどうなのか?  「汚職事件」と聞いたら、即 「お食事券」を連想するあなたはまったくノー天気「清廉潔白」で悪事とはまったく無縁の清いお方ですが・・・・

親しいオージーに訊ねてみました・・・・・すると・・・

一番汚職の少ない国の第1位はニュージーランド、北欧諸国、オーストラリア、カナダ、スイスなどと言われていますが・・・・・国は問わず、すべてモラルの問題ではないのか?・・・この国でも「袖の下」Money under the table はないこともない、新聞紙上で騒がれた OBEID CorruptionREX JACKSON, RV McCELLAND汚職事件などが過去にあったが極めて少ない。

過去、10年間でも、時々噂があるが摘発された例は少ないが、どちらか言えば国内取引よりも豪州から品物を輸出入する際に、外国との取引に「取り沙汰」されることが多いのでは?  
でも、所詮ワイロは「人間の文化」であり永久になくなることはない「必要悪」・・・かも知れない・・・・

資本主義国であろうとも、共産国であろうとも ワイロは人間様の「潤滑油」Lubricant として欠かせない要素であるのでは・・・とのコメントでした。

日本の政治家の場合、国会会期中は「逮捕免除」など悪徳代議士に都合の良い制度があり、汚職が摘発されても「すべて秘書に任せているので・・」との偽証が堂々とまかり通りますが・・・豪州の場合、政治家が もし「汚職」などの醜聞で騒がれると警察当局の捜索は “疑わしければ監獄ゆき” です。 


簡単捜査、尋問、即逮捕が当たり前ですから、スキャンダルは「政治家の命取り」・・・政界の悪事は極めて難しい国なのです。この国の祖先は元々、英国で権力闘争に敗れた負け組、または罪人の集団なので、勝ち誇って威張るような政治家は国民から嫌われて即排除されます。 豪州政治家がもしそんな傲慢な態度をとれば、次回の選挙では必ず落選します。 豪州政治家はいばらず、おごらず「謙虚」です。 日本の政治家は威張る人が多いですね。