関東と関西の戦い その2 | SKYのブログ

SKYのブログ

オーストラリア、シドニーから

東京 vs 大阪 のように、二大勢力が争う「覇権争い」構図は世界中にあります。 豪州であれば、シドニーとメルボルン、 1908年(明治41年)首都を争って以来、未だに仲が悪いのです。例えば、シドニー側がメルボルンに比べて気候が良いと云えば、メルボルン側は シドニーは道路整備が悪く標識も支離滅裂と反論します。


おとなり中国では、北京 vs 上海 も同じように経済面、文化面も含めて不仲です。北京語と上海語方言では言葉が通じない。上海人曰く・・・北京人は官僚的で融通が利かない。 北京人曰く・・・上海人は北京人が稼いだ金で派手に使って遊んでいる。イタリアではミラノ vs ローマ 不仲です。 北部に住む人々はイタリア南部に住む人間は観光客をエサにして あまり働かない、ノンキ暮らしと非難します。

ニューヨーク vs ボストン も昔から不仲で「犬猿の仲」、特に野球・スーパーボウルなどの応援では強烈に不仲です。

ロンドン市民はスコッチ訛がきついグラスゴー市民を文化水準の低い人々の集まりと差別をするので長年にわたり不仲です。余りバカにされると反抗もしたくなります。 スコットランド独立住民投票では否決されましたが、スコットランド最大の都市、グラスゴー市では独立賛成派が反対を上回っています。 ロンドン市民も少しは反省しないと、いつ何時、再び独立運動が再燃するかも知れません。

                          

現役時代にスコッチウイスキーの買い付けと工場見学を兼ねて、グラスゴー市にも出張しましたが、意思疎通に難儀、冷や汗をかいた苦い思い出があります。私の英語はいわば「鹿児島弁」・・・・かれらの英語は生粋の「東北弁」・・・これではお互いの英語はチンプンカンプン。

人間には生まれつき「闘争心」が動物の本能としてあります。 そして、その闘争心が、優劣争い、いじめ、暴力などに発展してゆくのです。

対抗心がなければ、人間は覇気を失い、やる気を失います。 常に、何かと戦っておきたいのです。表むき「自由」「平等」とうたっていますが・・・この世は差別だらけです。差別することで人間は生き甲斐を感じているといっても過言ではありません。

例えば、自分が大企業の社員であるということで、自分を「働き者」「優秀」ととらえ、あからさまに中小企業の社員をバカにする輩もいます。

学歴に対する差別や優越意識、仕事の出来、不出来により偏見を持つ人は、時には先輩に対してでも “上からの目線” で物をみます。

ときには、権威主義的な発想に陥り、相手の人格を尊重しない、 自己中心的で同僚、先輩を軽んじるのも人間のサガです。

田辺聖子のエッセー「言うたらなんやけど」によれば・・・・

「旅館の番頭さんがうまいことをいった。東京のお客さんは予算を前以てきめといても、興に乗って面白うなれば、なんぼでも足を出して後で泣いたはります。大阪のお客さんは予算から足が出てもその分、はじめに見込んで遊んだはりますから、気持よう払うて帰りはります。

京都のお客さんは、少ない予算でその範囲で、じっくり楽しんで帰りはります。名古屋のお客さんは、予算から足出た分、値切り倒しはります」・・・・・と・・・・うまく言い当てています。

ところで尾張のド派手な結婚式は有名です。「モノ」がものを言う世界だから嫁入り支度などは派手。「家を持たない男は一人前では無い」といわれ、格式や家の対面にこだわるから「娘3人持てば家が潰れる」と言われるくらい冠婚葬祭はド派手で全国一と云われます。


形あるものしか信じない即物派。変化やチャレンジを嫌う保守性と閉鎖性。ブランド大好き人間。「無料」「粗品進呈」といった言葉に弱いらしい。

大阪のおばちゃん(関西人)が、ショッピングで「これなんぼ」と訊くので、店員が値札を見せたところ、すかざず「まかりまへんか」と言い出します。

東京のおばちゃん(関東人)は定価の通りの買い物をして「値切りの習慣」がありません。礼儀正しいのです。


そんなわけにて、関東人は 心臓に毛が生えているような、あつかましい大阪のおばちゃんの破廉恥な態度が許せないのです。 しかも騒がしい買い物をします。東京人は単独行動が好きで、人を求めない。つまり、余り人にたよらない。淡白、情に薄い。 人の親切をあてにしない。 

大阪人は人情に厚く世話好き、しつこく感じる時もあるが・・・・おせっかい焼き。 だから、関西人は淡白な関東人を好きになれない決定的な理由がこれです。東京には生粋の江戸ッ子が少なく、東北から来た人が3年以上住めば、東京人の顔となります。 そして、東京の警察官、消防署の職員の殆どは東北人で占められています。

言い換えれば、東京の治安は「東北人」によって守られているのです。

そして、大阪では、地方から出稼ぎに来て、1年以上住めば、大阪人となります。東京出身者はその即席大阪弁に押しまくられて馴染めないという人が結構います。東京とは文化が異なるので、関西人の大好きな「吉本新喜劇」については、東京人はちょっと笑えないケースも多々あるようです。

笑えないというか、どこで笑ったらいいのかが分からないと感じです。 肌に合わないのです。

反対に東京で人気のある「爆笑問題」の毒舌漫才は大阪人からすると単なる悪口の羅列で、まったくオモシロクなくて笑えないのです。不快で一気に冷めてしまいます。