『映画「しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス」』 | skyLetの『趣味と日常の小部屋』

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おはようございます!
映画「しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス」を観てきたskyLetです('∇')





カナダの画家モード・ルイスの生涯を描いた映画「しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス」を観てきました。



リウマチを患いながら画家として生きたモード・ルイス(サリー・ホーキンス)。
カナダの小さな町で過ごしていたモードは家政婦募集の広告を出していたエベレット(イーサン・ホーク)の家で住み込みで働くようになる。
最初はトラブル続きの共同生活だったが、モードが部屋の壁や窓に絵を描きはめたことで、その絵に興味を持つ人が出てくる、という話。




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この作品ではじめて画家モード・ルイスの事を知りりましたが、そもそも日本での知名度はそれほど高くないようですね。

しかし彼女の描く絵は独特で、どこか癒しを感じる画風。来場者得点でポストカードをいただきましたが、一目で気に入りました。





リウマチを患う画家と頑固で無愛想な漁師。
最初は家政婦と雇い主という立場と互いの境遇からいざこざの絶えない共同生活でしたが、モードの描く絵によって少しずつ互いの心境に変化が訪れていく。
その過程を見ていると例え貧しい家での生活でも、二人にとっては充分なほど豊かな環境に変化していったんだな、と感じることができました。




そういえば。
観賞中、気になったことがひとつありまして。
二人の生活は本当に貧しくて。よく言えば質素っていうんでしょうけど…。
電気も通ってないので当然テレビもなければ冷蔵庫や洗濯機といった主要な家電製品もないわけです。
便利な生活に慣れている私達からすると「そんな生活は嫌だ」と思う所ですが、次第にその光景に慣れてきて不思議なことに終盤には普通の生活に見えてくるんです。

そして私たちがごく普通に目にする街並みや病院が映ると、例えそれが幸せな家族だったり、設備の整った病室の風景でも無機質で色褪せたものに見えてしまうのです。

どんなに貧しくても二人の生活は充実していた…ということなんでしょうけど。
映画を観ていてこんな不思議な感覚になったのが初めてだったので自分でも驚きました(^ω^)





☆×4.0/5










それでは、また(o∇n)!