バンコクで爆弾テロ再び | PTD ~ Pilot To Dispatch ~

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ヒコーキオヤジのひとりごと
 空の話、ときどきタイのネタ…

 プラユット首相が軍事クーデターで政権を
奪取して3年目になる今日、バンコク都内の
軍が運営する病院で爆発が起き、24人が
負傷した。
 
 場所はアヌサワリー(戦勝記念塔)そばの
Phramongkutklao Hospital (和訳:プラモン
クットクラオ病院)で、軍の将校が使用する
待合室で爆発が起きたという。
 
 爆発場所から推測するに、軍を狙ったテロ
だろう。一般市民や外国人への危害を最小限に
留めると共に、軍人への打撃を狙った意思が
透けて見える。
 
 タクシン派? 政権に歯向かっている新興
仏教団体? お取り潰しに遭った風俗店の
関係者? 街頭から排除されつつある屋台を
仕切るマフィア屋さん?
 
 強権で改革を進める一方で、敵も多い
現軍事政権。既得権を奪われた、あるいは
奪われそうな層からは渾身の反撃が続く
だろう。首都の治安をどう守るか?
国民の信任厚かったプミポン国王はもういない。
後ろ盾を失った現政権がどこまで統治を続け
られるか? 観光立国タイの正念場だろう。