見にくい」というご指摘をいただき
ましたので、別角度からの写真で
補足させていただこうかと…

機材はB747-400になります。
胴体よりの3枚が「クルーガー
フラップ」と呼ばれ、主翼の下板を
ペロンと反転させてぶら下げたような
構造。それに対して真ん中と外側の
フラップは「可変キャンバーフラップ」
と呼ばれ、飛行中に格納されている
ときは平面をなしている部材が、
展開時に翼の上面と一体感をなすように
曲面を描くような複雑な構造をしています。
前後縁フラップを総称して「高揚力装置」
と和訳していますが、その名の通り、
離着陸の低速時に、機体に十分な揚力を
発生させることが主目的の装置です。
フラップ展張を行うことにより
・翼の湾曲が大きくなる
・翼面積が増える
・大迎角時の失速を防ぐ
効果があり、安全な離発着に欠かせない
大事な装置となっています。

前縁フラップを装備している機体は、
まず前縁フラップが展張し、続いて
後縁フラップが展張するようになっています。