向かったのは…

今回の旅のメインイベントがある街
新発田。

昔ながらの駅本屋から改札で
ダイレクトに1番線に出られる構造。
とはいえ、15時からのイベントに、
朝8時前の新幹線で東京を出てきて
しまった我々。新発田駅に着いたのは
10時半過ぎ。実はちゃんと理由があって…
まず我々が向かったのは

「日本の名城100選」にも選ばれて
いる新発田城。

道中で初めて知ったことなのだが、
この新発田、赤穂浪士で知られる堀部
安兵衛の出生地なのだとか。
新発田城の初代当主は安兵衛の曽祖父、
城の南東を守る辰巳櫓の管理責任者は
実父とのこと。安兵衛といえば高田馬場の
敵討ちで一躍名を上げた男。早稲田の街
では毎年「安兵衛祭り」が開催されている。

だが、城の正面は写真のように美しい
外観なのだが、奥行きは意外と狭く、
もともと城があった敷地のほとんどは
堀を埋め立てられ、石垣も崩されて陸上
自衛隊の駐屯地にされてしまっている。
なんだかなぁ…
国を護る任務というのはよくわかるが、
古城を潰してまで駐屯地を造成する
必要があるものなのだろうか…

それはさておき、この新発田城と
安兵衛との逸話が、私に新潟と早稲田の
深い縁を教えてくれる序章だったとは、
このときまだ気づいてはいなかったわけで…
(つづく)