イエローカード | PTD ~ Pilot To Dispatch ~

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ヒコーキオヤジのひとりごと
 空の話、ときどきタイのネタ…

 といってもサッカーやラグビーで
出されるアレとはちょっと違う。
今日のお題はもう一つのイエロー
カード、「予防接種又は予防薬の
国際証明書. (INTERNATIONAL
CERTIFICATE OF VACCINATION
OR PROPHYLAXIS)」のこと。

イエローカード サンプル

 WHO(世界保健機関)に基づく
書類で、台紙が黄色いことから
こう呼ばれている。
 
 伝染病の流行している地域に渡航
する際、国によっては予防接種を
受けている証明がないと査証の
発行や入国を拒否される場合がある。
また、自国は流行地域ではないものの、
こういった伝染病汚染地域からの
入国者を拒む国もある。検疫所の
サイトによれば、「要求」されている
地域と、必須ではないが、「推奨」
されている地域がある。
 
 世界的に衛生状況の改善された
現在、主に要求や推奨の対象と
なるのは黄熱病。まぁ他にもA肝とか
狂犬病とか、頼めば出してくれる予防
接種もあるようだが、主に黄熱病。
主要な流行地域はアフリカと南米。

南米黄熱病地域

 南米… そう、来年オリンピックの
開かれるブラジルも、黄熱病の流行
地域なのだ。 ただ、厚生労働省の
検疫所ホームページによれば、リオ
デジャネイロのみの滞在ならば
イエローカードは必要ないとのこと。
その他の地域も、「推奨」であって
「必須」ではないが、オリンピックの
開催時には南米各地から人が集まる
だろうし、訪問ついでにリオ以外の
地域も観光してみたいという人などは、
接種を検討してみるのもよいのでは?
 
 どこの病院でもやっているという
わけでもなさそうだし、1万円以上
カネがかかるし、出発直前では受け
つけてもらえないので、リオ五輪参戦を
考えておられる方で、イエローカードの
取得を考えておられる方は早めの
アクションが望ましいと思います。
黄熱病は1回打つと10年有効とのこと。

 詳細はこちら のサイトをご参照あれ。
    (厚生労働省検疫所)