成田空港の到着案内表示、ふと気が
ついたら、TG640のところに出発地
「バンコク （スワンナプーム）」と表示
されていた。
ここ数年、旅客やビジネス需要のの増加、
そしてタイからの訪日者の激増なども
相まって、日本～タイ間のフライトは増便、
大型化の一途を辿っている。日本側は
成田、羽田だけではなく、札幌、名古屋、
大阪（関空）、福岡がバンコク線のゲートに
なっているのに対し、タイ側もアジア・
アトランティックやエアアジアXなどが
ドンムアン空港から就航し、マルチ
デスティネーション運航が定着しつつある。
思い起こせばバブルの全盛期、
出張でニューヨークに行かせて
もらっていた頃は、ユナイテッド
航空が800/801便ニューヨーク
（ケネディ）と802/803便ニュー
ヨーク（ニューアーク）というのを
飛ばしていた。（厳密にはニュー
アークは対岸のニュージャージー
州にあるのだが、当時は一つの
都市コード「NYC」でくくられる、
同一運賃区域だった）
ロサンゼルスでは、米軍の
チャーター便で、一般人は
乗れなかったが、「TOKYO
(NARITA)」と「TOKYO (YOKOTA)」
という表示を見たことがあった。
そしてバンコクからの出発
案内板にはここ数年,「TOKYO
(NARITA)」と「TOKYO
(HANEDA)」の表示が並んで
いるのが当たり前になっているし、
さらには郊外のビーチリゾート、
パタヤに近いウタパオ海軍
航空施設飛行場を民間向けに
再開発しようという動きも出てきて
いる。１都市複数空港は、航空
需要の増加に対しての当然の
結果。バンコクもいよいよ大都市の
貫禄が出てきたかな？
ちなみにアジアの他の都市では
上海の虹橋＆浦東、台北の桃園＆
松山、ソウルの金浦＆仁川などが
有名どころだ。