9日午後4時15分ごろ、那覇空港
国内線旅客ターミナルに到着した
女性3人が、1階の手荷物受取場から
戻ることが禁じられている2階の出発
ロビーに引き返した。
これにより全ての乗客の保安検査を
やり直すため、同5時17分から同6時
22分までの約1時間、同ターミナルでは
全ての国内線の出発を見合わせた。
空港内は再検査を待つ客らで一時ごった
返し、少なくとも那覇空港を発着する5便が
欠航、25便に遅延が発生するなど、
約6300人以上に影響が出た。
(配信:共同通信)
那覇空港は何回も利用しているが、
確かに搭乗口のある2階部分で到着
客と出発客の動線が混在している。
離島対離島、あるいは離島対内地の
ハブとして機能している那覇空港では、
乗り換え客の利便のために必要な
措置なのかもしれないが、到着客と
出発客が容易に接触できる動線は
保安上難があると思う。
ましてや到着旅客が1階の手荷物
受取場からこの2階フロアへ逆流したと
いうのでは、もはや保安事故である。
1999年に羽田で起きた全日空61便
ハイジャック事件と全く同じ状況である。
このときの貴重な教訓が、那覇では全く
生かされていなかったわけだ。
この女性たちは全員中国人。免税店を
探しているうちに迷って1階に降りて
しまったといっているが、私の記憶にある
場所が変わっていなければ、免税店は
至極わかりやすい場所にある。でなきゃ
買い物客がこないだろうし…
ほぼ間違いなく意図的に1階に降り、
逆流を試みたのだろう。何かの目的の
ための調査、あるいは演習だったのか、
それとも既に出発客に「何か」を渡して
しまった後だったのか?
いずれにせよ、現中国政府が日本へ
渡航する自国人に沖縄での入国を
義務付けている現実がある以上、
このような行為が頻発すれば、那覇
空港は違法物品の持込とか、テロの
起点になってしまいかねない。今回の
一件だって、たまたま職員に見つかって
しまっただけかもしれない。
保安に問題のある動線を持っている以上、
空港側は責任を持って、経費は惜しまずに
逆流防止ゲートをつけるとか、1階への
連絡通路全てに警備員を配置するとか
しなければ、こういった保安事故は後を
絶たないだろう。
たかが女3人… ではない。「敵」が3人、
保安事故を起こしたのだ。現地の知事だけ
では信用できない。旧第2種空港の那覇
である。中央政府の積極的な介入も望みたい。
この件に関して、例によってテレビは
全く報道されず。
さすがテレビ…
わかりやすい報道統制だわ…