我が青春の飛田給 | PTD ~ Pilot To Dispatch ~

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ヒコーキオヤジのひとりごと
 空の話、ときどきタイのネタ…

 一昨日の話になるが、味の素スタジアムに
行ってきた。ラグビー大学選手権の決勝が、
今年はここで行われたためである。

 味スタ
  
 普段はサッカーをやったり、AKBがライブを
やったりする場所なので、こういう機会でも
ないと永遠に来ないであろう場所だと思い、
興味津々での訪問となった。

 実はここ、関東村という、米軍から返還
された旧接収地の上に立っており、そこは
30年ほど前、学生時代に私の所属していた
ラグビーチームが練習場所として使っていた
場所でもあった。

 だから、この日はちょっとした里帰り気分。
 
 練習で週に3回、試合がある時には週末も
1日追加して通っていた飛田給の駅。あの
ころは辺鄙な場所で、駅前から獣道のような
細い路地を通って甲州街道を渡り、グラウンドに
向かっていたものだが、久しぶりに降りた
飛田給の駅は待避線も備えた立派な橋上駅に
なっていて、駅前広場も整備され、別世界の
ようになっていた。
 
 寂しいスタンド
 
 ゲームそのものは早稲田が昨年のうちに
早々と敗退していたため、この日のカードは
帝京対筑波。 早稲田が出なければ観客は
こんなもの。サッカーの試合で使う場所でも
あるので、ラグビーの観客動員力のなさが
一目瞭然でわかってしまう、深刻な事態も
露呈してくれた。競技人口だけではなく、
ファン層も増やしていかなければ、2019年の
ワールドカップ開催国として日本は大恥を
かくことにもなりかねない。
 
 結果は帝京の圧勝。どこか止めるチームは
おらんのか?
 
 ノーサイド後、そぞろ歩きで駅前まで戻って
きた時に、整備された駅前広場からひっそりと
伸びる小路を見つけた。
 
 
 …懐かしき獣道 時計の針が逆戻り。
 
    我が青春の飛田給…