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skycafe canser station

2012年冬に甲状腺がんと判明された道産子女子のゆるめな記録。
2014年夏から「絶対に勝たなきゃいけない戦い」に入ります。

「早寝早起き玄米生活~がんとムスメと、時々オット」というブログをされていた安武千恵さんのことを書かれた『はなちゃんのみそ汁』がドラマになったそうですが、内容がアレだったという話をTwitter経由で知りました。

 
はなちゃんのみそ汁 (文春文庫)/安武 信吾
はなちゃんのみそ汁/安武信吾・千恵・はな


残念ながら本としては読んでいないので感想は言えません。
ただ、映像化した時の反応はすごかったということだけ。
代替治療にストイックにはまりすぎて気がついたら転移していたという部分とか、本編で扱われていた部分が思いっきりカットされていたそうな。
この本を書かれた安武千恵さん自身も生前、こういうことをいっていたのをみて、そういうことかなーって。

代替療法のことを書かないのには、理由があった。
まず、私は医者ではない。
がんの治療は、人間に一人として同じ顔がないように、人によって治療も全く異なってくる。100人癌の人がいたら、100人とも治療法は異なる。
ある療法が私に効いたからといって、他の人に同じ療法が効くとは絶対に言えない。
手術、放射線、抗がん剤の三大療法だけで完治する人だっているかもしれない。
だから私がそのことを書くことは、ともすれば、危険を伴う行為だ。
迷惑をかけてしまう人が出てくるかもしれない。
大げさかもしれないけれど、命を落とす人が出てくるかもしれない。
ゆえに、私のブログは「ただの主婦の日常の日記」だ。

ただ、こんな日々を送っているがん患者もいるのだと、そう思って見てもらえればいいと思っている。
『早寝早起き玄米生活~がんとムスメと、時々、旦那~』より
「書けること、かけないこと。」より引用

ドラマだけ見ていると「食事さえきちんとしていたらがんが治るのね」とか、「病院での治療には拒否をしなくちゃいけないね」とか、そういう解釈をする人もいるかもしれません。だけど、あの脚本などでいうと補完代替医療としての「食事療法」を推進しているように見えてもおかしくないという人が多いといて、それ故に反対意見もかなりあるということなのかもしれません。

その根底にあるのは敢えて省略しますが。

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父の件で、あれこれと「遠い世界での出来事」が現実になっている昨今ですが。。。

たまたま、母が伯母(母方の姉)と電話で話をしているのを聞いてしまいました。
伯母は数年前に連れ合いをがんで亡くしたため、『がんに係る家族』としては先輩にあたります。
その時に母が「髪が抜け始めてきて…」と話したそうです。
こちらにとってははじめてのこと。
しかし、伯母にとっては過去のことなので…いったのが、

「ああ、そんなこともあったよね」と。

これから口頭できいていたことが現実になることに対して、不安だらけのことも時が経つと、それは「そんなこと」になる。
不安な部分をクリアしたから、そういう風に感じられるのだろうか。

きっとこの不安は一過性のものなのかもしれない。
そして、それが通りすぎてしまえば「そんなこともあったよね」と思えるようになるのだろうか。

全て時間によりけり、なんだろうね。


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彼を知り己を知れば百戦殆からず、という言葉があるようにその環境になってしまったらどういうふうに取り組むかということで…抗がん剤治療ということで、こういう本があります。

 抗がん剤治療中の生活ケアBOOK
これは最近、書店で買いました。
帯についているフレーズが「入院治療・通院治療をサポートする初めての本」ということもあって、すごくわかりやすいです。副作用に対しての対処法もかいてあります。
巻末に「治療を受けている人の役に立ちたいと思って書きました」というだけあって、まさにその通りの内容です。


 あなたが受けられる抗がん剤治療 気になる副作用とかかるお金
こちらは書店でチェックしたもの。
抗がん剤治療というものは、従来とは違って通いながら受けることができるようになりました。しかし医療費という分野においてはまだまだ経済的な負担がおおきいのが現実です。
こちらの本は治療について書いているのと同時に、経済的な面での話も扱っています。


いろいろあるかもしれませんが、こういうヤマイは患者だけでは戦えませんので家族がある程度の知識を持つことが必要だと思います。
それには自分たちで判断することが大事です。
どんな偉い人が書いた本だろうと、書いた人はお金の保証をしてくれません。
副作用が出たとしても「それは好転反応だから」なんていいません。
おかしいから、ということで医者にかかってもお金と時間がかかります。
補完代替医療を選ぶことに対して否定しませんが、中途半端な知識は逆に痛い目にあいます。
そして、何よりも大事なのは家族だけではなく、患者だけではなく、一方的な思い込みで決めつけないことではないでしょうか。

その知識に触れる、ということでこういう本があるとまた違うような気がします。

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8月21日に抗がん剤の2回め表の投与がありました。
この日は午後半休という形を取らせてもらったので、朝は母任せ。
幸い、車での運転ができるのでそこは患者である父に。
(帰りは何らかのことがあるので大事を取っての運転担当になりました)

入院中に院内にある「化学療法室」というところがあるので、そこでの診察になります。
朝10時半ぐらいから始まり、昼過ぎに終了という2時間半コース(エステやマッサージでいうとコレぐらいかかるのはスペシャルコースレベルですねえ。。。)
その間は中庭が見えるトコで本を読んだりして時間を潰していました。

終わってから、渡される薬の関係で時間がかかったので、トータル的に1日はかかると予想(院内と院外)
これからはどうなるかわからないけど、スケジュール調整が課題になるみたいです。はい。


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退院してからしばらくたちますが、その間は何もおきていません。
平和です。
退院した翌日に床屋にいって、六平直政さんみたいな感じになったと思いましたが髪を切って以来はなにもないみたいです。
ちなみにその床屋さんで治療前にも行ったようですが、「抗癌剤を投与するから」といったら納得してくれたようです。

それ以外は散歩もするし、本も読む。
時々買い物にもついていく。
入院前と変わらないままです。
ただ、入院前は飼っているメダカの世話ができなくなりましたね。感染症などのリスクから守るために、あえてしていません(餌やりとかは私がメインでやっていますが)

入院前と変わらないことを継続的にすようにしています。
病気だから制限をかけたり、必要以上に干渉するとお互いにストレスになってしまいます。
それ故に、当たり前のようにしていたことを引き続き当たり前のようにしていく…コレが大事ではないかと思っています。

しんどいなーと思ったら無理をしない。コレが鉄則です。


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