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skycafe canser station

2012年冬に甲状腺がんと判明された道産子女子のゆるめな記録。
2014年夏から「絶対に勝たなきゃいけない戦い」に入ります。

若い年代でのがん患者さんorその家族が進学する際に、その奨学金としてアフラックさんが毎年募集しています。
今年もその時期だったので、早速確認。

平成27年度新規奨学生募集要項←アフラックさんより

ちなみに、詳しい内容として去年のを引用してみました。

* * *

アヒルさんの保険会社(もしくは柏レイソルの背中スポンサー)でお馴染みのアフラックが小児がんを経験したり、親をがんでなくした子どもたちにむけた奨学金制度を募集しているという新聞広告を見た。
アフラックががん患者さんに向けた保険をやってるのは言うまでもないが(嵐の相葉ちゃんがCMしていたように)、こういう形での支援というのも大事じゃないかなって。

アフラック小児がん経験者・がん遺児奨学金制度
当社では1995年から、がんで主たる生計維持者を亡くした高校生のための奨学金制度「公益信託アフラックがん遺児奨学基金」(受託者:株式会社りそな銀 行)を当社代理店組織であるアフラック全国アソシエイツ会とともに運営し、これまでに1,900名を超える奨学生を支援し、累計の奨学金給付額は11億 8,000万円を超えています(平成25年8月現在)。
平成26年度の新規奨学生の募集からは、奨学生の対象者をこれまでのがん遺児に加え、自ら 小児がんを患った経験を持つ高校生にまで拡大すると同時に、運営団体を「公益財団法人がんの子どもを守る会」とし、これまで以上に充実した制度として運営 しています。(アフラック公式より)

以前、何らかの記事で読んだけど、小児がんを経験した人は就職を意識した時にその経験が思考などに影響しているというのをきいた。
表向きは寛解or完治したかもしれないが、また再発するのではないか…そういう不安があるそうな。
あ る程度社会人として仕事などをしていて病気になった→治療をしなくてはいけない、という状態になった人でさえも不安になる。ましてや非正規雇用だと雇用契 約を打ち切られるのではないか、などたくさん悩む。そういう状況の人はたくさんいるのに、これから社会に出ようとする人たちだと尚更だろう。

学校に行きながら治療をしていく。
どっちもお金はかかるかもしれない。だけど、こういうシステムがあれば積極的に活用すればいいとおもう。


10月16日に再入院になって、その理由として「間質性肺炎」とのこと。
前回の入院時に退院する前に医師のほうが目測を誤ったらしい。

なんとも言えない感覚。

ただ、思えたのは「気づいてもらえてよかった」と。
あの時に気づかなかったら、ひどい事態になっていたのかも。


幸い、食欲だけはあります。ただ、動くのはダメらしい。
歩いているだけでも息が上がる。
その関係で、車いすでの移動になっています。

相棒として、酸素ボンベが出てきたみたいです。


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ここ数日ほど、調子がよろしくない父上。
化学療法の日にまさかの再入院ということも覚悟して、前日からその用意だけはしていました。

3連休が明けた頃からこれが必要になったみたいです。

 イワタニ(Iwatani) ピュア 酸素缶 2本セット NRS-1 [HTRC 2.1]

嫌なフラグが立っていました。

そして化学療法の日。
母のみついていきました。入院しても構わないということで、一式持ち込んで。

母からのメール。

「予定通り入院です。持っていったものですべてOKです」


で。
担当医師より、「入院なのでお預かりします」と言われたとか。
こまめに経緯などを書いていたので多分、様子はわかると思うけど…まさかねえ。

そういうことで、再び化学療法はストップです。


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この話の続き、ということで。→「食べるという選択」2014/10/12付


わが家の場合は、基本「食べたいものを食べる」ということでした。
食事においては母がサポートしている訳ですし。
ちなみに超ストイックなことをしたのは、父が大腸の検査を受ける前ぐらいでしょうか(やったのは私、当時母が入院していたので)
病院から渡された食事制限リストをみて、「アレとコレはNGだから、それ以外で何ができるか」ということでクッ●パッドとお友達だったのはいうまでもなくw

それはさておき。

食べたいものを食べる、というのはいってしまうと自主性を尊重していること
同時にコントロールも求められる。
例えば唐揚げを食べたいとしても量もあるし、大きさもある(甲状腺をやってた時は飲み込めなくて唐揚げはしんどかった)
自分の中で「これはもう食べきれない」と思ったらやめることもできる。それがコントロールすることだと思う。

ちなみに、父の場合は「お寿司が食べたい」ということだった。
近所に寿司屋もあることでそこのネタが美味しいのがお気に入りだった。
しかし、寿司のネタというのはナマなので、免疫が絡むこともリスクとして考えなきゃいけない。
あれこれこちらで考えてもしょうがないので、専門家の判断ということで医師に相談した。

答え:食べてもいいですよ。ただし、体調がよくない時は避けましょう。


そういうことで、了承のもと先日、早速行ってきました。
幸せそうに食べてる父が、いつも以上に食欲が進んでたのは言うまでもありませんでした。


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家族の誰かが、もしくは自分がヤマイ持ちで。
食べることに対して制限されてるとしたらどうしますか?

基本は、「本人が食べたいものを食べる」こと。
よく家族が店頭に並んでいる『食べればがんが消える』『3ヶ月でがんがなおった』とうたってるような本の影響を受けて、無理やり患者にそのレシピで作ったのを食べさせるっていうのを見るけど

それ、あなたのエゴなんだから治るわけないじゃん。


例えば小さい子どもが牛乳が嫌いだから飲まないとします。
だけど、牛乳を飲まないと大きくなれないよ、という。
それって本当だろうか。
もしかしたら、牛乳のアレルギーを持っているのかもしれない。
それだったら「飲むこと=生命の危機」というのが、子どもの方式があるわけで(難しい言葉でいうと『抗体』?)
その子どもが「生きること」を考えると、その必要はないわけで。
「大きくならなきゃいけない」から、「生命の危機」を乗り越えないとおとなになれないから。
無理矢理でも「牛乳を飲」ませなきゃいけない。

「大きくなること」と「本人が生きること」…どちらを優先にしますか。

それと同じなんですよ。
本人が「生きたい」って思うからそれを「選ばない」わけだし。
周りが「体にいいから」といって無理やりすすめるのは、本人にとっては一番しんどいんですよね。
だって、どんなに偉い人が『これでがんが治る』なんていっても、肝心の本人が「それはいらない」と心理的抵抗をしているし、ある意味拷問に等しいですよ。
だから、「食べること」に関していうと「本人の意志を尊重したい」ということで。

「治ってほしい」「生きていて」というのはエゴかもしれないけど、肝心の本人がどう受け取るかなんだろうね。

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