枠を超えられない北海道民 | はれ、ときどきフロンターレ

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北海道から川崎に移住したのをきっかけに、Jリーグ・川崎フロンターレを応援するようになりました。

夢推しサポーターで北の歴女・くーちゃんです。

先日、年に1度のライブに行ってきました。これに行くことがもはや「お参り」状態になっています(苦笑)
それはさておき。

今回のライブ、いつもの会場より規模が小さかったということでいろんな人と話をすることができました。
そこで感じたのは、北海道に住んでいる人はなかなか出かけることができないと思い込んでいることでした。
それはたまたまで、私の周りがガンガンあちこち行ってるという人が多いということもあるのでしょうけど…大半の人は「地元でいいです」「わざわざ遠くまで出かけるなんて…」と思っているようでした。

なぜ地元以外に出かける機会がないのか、というと『交通が複雑』『お金がない』『こわい』という感情と理由があるみたいです。特にこの『こわい』という感情は、旅行だけではなく人生を決めるときにもあるみたいです。

志望校は北海道大学一択、それ以外は道内ならどこでも。
就職先は道内の企業限定。
結婚相手は北海道の人じゃないと嫌だ。
TDRとかUSJは毎日行く必要がない(そもそも毎日行く人はいないだろう)
本州なんて住むくらいなら(以下略)

これを郷土愛と解釈しちゃうこともあるかもしれませんが(それはどの地域にもいえるでしょうけど)、「出かける」ことに対して抵抗感情を持っているというのは不思議だなあって思っています。
そうなると、郷土愛という名の『枠』がそれぞれ持っていて、それが制限されて動けなくなっているのではないかと思うのです。
ただ、これは北海道に住む人限定の問題ではないかと思います。よその地域に住んでいても、そこから離れたり、旅行するということに対して不安や恐怖が先に来て動けなくなるという人もいるので。しかも、本人だけではなくその周りがそういう意識でいると、余計に。

枠を外してみると、少し視野が広くなれるのかもしれません。


ちなみに、本州から北海道に行く人は結構います。それは『枠』が外れて楽しめているから。そういう人たちはライブやスポーツの試合で『遠征』しました、と堂々といっていたり、「近くの友達に会いに来た」という感覚もあるのかも。
例えば、嵐のコンサートが札幌ドームで行われると地元の人だけではなく、東京や大阪などから集まってくるということで観光や食事などでお金を落としていくということも耳にします。
この「お金を落としていく」ということが地域活性化につながるというハナシなのかもしれません。