前回、長々と書きましたが…
「2018年の治療について」
要約すると…
2017年は2度採卵しまして…
1度目の初夏は採卵で受精に適した成熟し採取できた卵子は計12個。
その中から受精した卵子は3個で
最終的に子宮に戻せる受精卵(胚盤胞)は1個。
それを、職場の繁忙期が過ぎるのを待って、10月に戻すものの、
結果は妊娠に至らず。
で、行政から不妊治療の助成金、あと1回出るので
それを有り難く使わせていただくためにも
これで最後の採卵にしようと思い、11月に採卵。
採卵した卵子は培養し、最終的に胚移植に適した受精卵は2個凍結保存。
年末は忙しく、病院も休診が多いので、年が明けるのを待って
凍結保存した受精卵を胚移植することに。
2018年の2月にそのうちの1つの受精卵を子宮に戻し(胚移植)
子宮の内膜を厚くするためにエストロゲンを補充する
エストラーナという貼り薬を1日おきに5枚貼り続け…
黄体ホルモンを補充するための膣座薬「ルティナス」を
1日2回、投薬を継続するも…結果は陰性。
「ホルモン値は良かったんだけど」
とか
「5日培養の受精卵だったから期待してたんだけどね」
と言われても…現実はご覧の通り。
治療しても100%妊娠しない…そういう治療なのです。
そして治療を始めてから恒例となった医療費控除の申請。
今年で3年目ですな。
以前に、こんな記事書いてましたね。
「確定申告での医療費控除と、助成金」
平成29年度も…締め切り間際に書類整理(苦笑)
仕方ないよねぇ…治療と繁忙期の冒頭がかぶってしまい、
書類整理まで手が回らなかった…辛い。
しかし、今年度から領収書の提出が不要に。
なので…自宅で領収書の数字をExcelでまとめたものを出力し、会場に。
そして、整理番号を受け取り、待機。
順番に専用のPCに案内され、必要事項を入力し提出書類完了。
わざわざ専用のPCで入力するために
市内の外れの車でしか行けないような商業施設の一角にある
申請会場まで行くのが至極めんどくさかったので
当初、ネットの申請も考えてはみたのですけど…
ネットの申請には専用のカードリーダー等が必要で…
「年1度のことに、わざわざ設備投資するのってどうなの?」
ということで諦めてましたが…
平成30年度からは、
それらがナシで自宅からWebページにアクセスして申請可能に。
これで、他人の夫婦喧嘩をBGMにして
お行儀の悪いお子様にぶつかりながら
書類作成専用のPCを30分以上待たずに済むと思うと本当に気が楽。
なんだけど…今年度の場合、医療費控除は最後の助成金が
採卵から移植までの満額が出ている関係で、
年始からの治療費を全て足しても相殺となる可能性が高く、
ひょっとすると申請不要になるかもしれない。
「便利になった頃に、必要なしとか…」
残念。
ただ、今後もし家族が大病したりした時に
役に立つだろうし、良い経験かと。
とポジティブに考えてみる。
まぁ、いい勉強になりましたよ。
これでまた医療費控除しないといけない時などは
余裕もってやりきれる自信あるもんね。
あ、話それた…
話を元に戻して…
繁忙期を避けて…4月に最後の胚移植を行うことに。
生理が始まったら、
再び子宮の内膜を成長させるために貼り付ける薬
「エストラーナ」を貼り付ける訳ですが…
ここのところ、生理の周期が長くなり、
治療を始めたくても始められない事態に。
年齢のせいなのかと思いつつ…
この後、ゴールデンウィークも控えているので
日の並びによってはめんどくさいことになるので
気をもみながら静観。
しばらくして生理が始まり、
生理開始3日目よりエストラーナを貼り始める。
経過観察するも、やはり子宮の内膜が薄いため、
前回同様プラス1枚の計5枚を貼り付けすることに。
そして無事に子宮の内膜も9ミリほどとなり、
予定通りに胚移植をすることに。
当日、先に胚移植代金8万円を支払おうとしたところ…
「前回より、5000円プラスされている…」
診療医療費が4月から改定されていたみたいで、値上がりしたそう。
これは、他の薬も同様で微妙に値上がりしていた。辛い。
胚移植を行う日は日帰り入院となるので、
自動的に仕事は休まなくてはならない。
幸い、業務が落ち着いているということで
2日お休みをいただいた。
実は通院している病院の診察室やオペ室など、
病院内が改築され、新しくなった。
そんなこんなで…この日の私は、とうとう新しいオペ室にて胚移植。
以前、診察室だったスペースが最新のオペ室に変身していた。
面影があるのは、オペ室の向かいのお手洗いなど。
超音波のモニタも大きくなり、胚移植をする際の様子もよく見えた。
変な話…
「私の治療費の一部がここにも使われているんだろうなぁ」と
そんな無粋なことも思ってしまった。
それだけの治療費を払ってしまっているから仕方ないんだけど…
それにしたって、治療なんぞしてなかったら
こんな腹黒いことも思い浮かばないだろうなと思ったら…
胚移植の帰り道、自分に少しがっかりした。
「この治療は心を蝕むな…」
3年治療を続けて、しみじみ思う。
翌日も診察のため病院に。
胚移植後の翌日の診察では、最後のホルモン注射。
この後、注射に代わり、ルティナス膣錠を投与することとなる。
実は昨日、胚移植前に採血をした結果が出て、
黄体ホルモンの数値が悪いとのことで
ルティナスが1日2錠から3錠に増やされる。
「最悪」
ルティナス膣錠が1日に2錠から3錠に増えることのデメリット。
それは8時間おきの投薬となるため、朝、昼、夜の投薬となる。
つまり朝8時、夕方4時、午前0時という計算になる。
考えて欲しい。仕事を持つ身としてこれがいかに大変か。
そして週末でさえも外出には常に薬を携帯しなくてはならない。
「治療の一環とはいえ…辛い」
そんな訳で初のルティナス膣錠を箱で処方される。
荷物になることこの上ない。
おまけに今回は、ゴールデンウィークも重なってしまうので面倒。
ゴールデンウィーク前日の診察は…待合室が混雑していて大変だった。
仕事もある日だったので、ただただげんなりだった。
エストラーナを私が通っていた病院では
不妊治療の患者に対しては通常20枚単位の処方となっていた。
私はエストラーナを通常よりプラス1枚、貼り付けていたため、
胚移植前には枚数を変動して貼り付けていた関係で
1日おきに5枚ずつ貼り付けると中途半端に余る計算となり
非常にもったいない状態だった。
考えてみてほしい。
1週間後に妊娠判定が陰性だった時のことを。
そこにきて大量に手元に余ったエストラーナと
ルティナスがあったところで私はもう治療はしない。
無駄…無駄なのである。
で、主治医に「エストラーナの通常、20枚単位の処方を、
1枚単位での処方はしてもらえないか」と交渉。
更年期対策の処方は5枚からも行けるらしいが、
不妊の場合は前例がないそう。
しかし、5枚と20枚じゃ単位が全然違う。
看護師が受付(レセプト?)に相談。
主治医の判断がOKであれば5枚単位での処方可とのこと。
しかし、おかしくないか?
処方って患者第一ではないのか?
内心、頭にきていたが、20枚単位で処方されるよりはマシ。
5枚単位の処方を受け入れた。
あと、高額なルティナス膣錠も
手元に余っている数を差し引いて5日分だけ処方。
万が一、落下・紛失した場合も加味して1日分余裕を持たせて。
余分が出ないよう、そこは引き下がらなかった。
限られた予算でこちらは治療しているのだ。
それにしてもゴールデンウィーク中の投薬は大変だった。
特に後半は旅行に出掛けたりしていたので、
常に投薬のために薬を携帯せねばならず
その投薬すらも、アラームがないと、忘れがちだった。
旅先なら、普段のリズムが狂うのでなおさら。
そして、旅行という日常を離れる楽しい日々のはずが…
この投薬のせいで、現実に毎回、引き戻され
否が応でも自分自身の今の不自然さを感じる日々だった。
そして迎えた1週間後の妊娠判定の日。
結果は…陰性
終わった。
「残念だけども…」という主治医の言葉は…
「もう、聞き飽きたな…」と心の中でため息をつく自分。
前回同様、ホルモン値、内膜とも良好だと主治医に言われるも
特に次に治療しないし「今日で診察最後でいいですか?」と
念押し気味に確認する自分がいた。
「もう病院に来たくない」
それが全て。
自分の身体が拒否している…限界だったようです。
「力及ばずに申し訳ない」と主治医に言われ、診察は終了に。
しかし、どういう訳か、この日に採血された所からの出血が止まらなくて…
貼り付けてもらったシートが真っ赤に。
別室で看護師さんに貼り替えてもらった。
その看護師さんにも「お力になれずに申し訳ないです」と言われて…
「いえ…」と返すだけで精一杯だった。
検査代だけを支払い、この日の診察は終了。
最後の診察はあっけなかった。
でも、最後にどうしてもやりたいことがあった。
私の通院していた病院には意見箱があった。
本当に、目を通しているのかどうか怪しかったけど…
何もしないよりかはマシだろうと。
態度の悪い院内スタッフのことを書いて
その意見箱に投函してきた。
態度が悪いとはどういうことかというと…
業務が忙しいのか、とにかく言葉遣いが横柄で愛想がない受付スタッフとか
他人が多数いる待合室で採卵の際に保存できた卵子の数とか本人に伝える
プライバシーを考慮しない看護師とか…
まぁ他にも「あれ?」っていう態度とか…
色々あったけど…治療のまっただ中にいた時には
治療をスムーズに続けるためには言わない方がいいと
個人的に判断していた訳で。
自分も治療をしてもらっている身なので…
なんていうかな…治療中は、やはり
「物言わぬ、良い患者」」だった訳ですよ。
でも、もうそういうのもこの日で終わりだと思ったら…
「まぁ、最後ぐらい良いでしょう?」
ただ、自分もいい大人なので、言葉を選んで
「○○○という行動をされて大変残念でした云々」
とか、丁寧な言葉を使いつつ、意見箱に投書してきました。
まぁ、こんなことしたって私には何の得にもならないけど…
「今後、治療を受ける患者さんのためにもなるだろうし」
そういう気持ちで。
私が通い始めてから3年。
通院先の病院は不妊治療にチカラを入れ始めたのか
私が通院し始めた頃よりも待合室で待つ患者数も日に日に増えてきたし
第一、週末になると結構な待ち時間に。
仕事をしながら通院している身としては…
「1時間半早起きして早朝に早々に診察を済ませるか
週末の貴重な土曜休みの午前中を丸々潰すか…」
この2択しかなく…
これも仕事をしながらの治療の負荷になっていました。
平日の早朝に診察となった場合には、
職場には事前に遅刻するかもと
同僚達に事前に伝えて、
フォローしてもらえるようにしてもらってました。
とはいえ結局、私が早起きして、
病院に早々に到着し待合室で待っていたため
ほぼ、朝一番で診察をしてもらえることが多く、
職場への遅刻はほとんどありませんでしたが…
そういうのも、この先、しなくていいのか…
8時間おきの投薬もしなくていいのか…
何より、薬代や治療費で、まとまったお金を支払わなくてもいいのか…
そう考えると…
おかしな話、妊娠判定で「陰性」と出たのに
正直、ホッとした自分がいました。
今は…ですけど。
しばらくすると…また分からないかもしれません。
やっぱり…って思うかもしれませんし、
言い表せない感情がわき上がってくるかもしれないし。
今はなんとなく…燃え尽きたような…そんな感じです。
ただ今まで「子どものいる人生」と
「子どものいない人生」の2つの道の前で
必死に足踏みをしていた私が…
「子どものいる人生」の道を断たれ
「子どものいない人生」の方にしか進めなくなってしまったのだなぁと
今は思います。
最後の診察の後は、仕事だったので
メールでダンナには検査結果の報告をしました。
「いろいろとお疲れさまでした。
身体も心もしばらくはゆくり休めてください」
と返事が来ました。
長い間、治療につきあってもらったダンナに、
感謝の気持ちと申し訳ない気持ちが今でも交錯しています。