本格的な雨降りの一日になってしまいました。休日の人の場合、午後は、家の中で過ごす方も多いかもしれませんね。
以前に 、バス・トロンボーン協奏曲のオリジナル作品をご紹介したら、予想したよりも多くのアクセスがありました。確かに珍しい作品であるし、音楽的にも良く作りこまれていましたけれど。意外でした。
私が思っているよりも、トロンボーンという楽器に興味を持ってくれている方が多く、ご覧になってくれているのかもしれません。
私はトロンボーン奏者ですが、この楽器は、どちらかというと単独で目立ちたいような人には、あまり向かない気がします。
様々な特徴を持つ他の声や楽器と、コントラストやハーモニーを描きながら、互いを引き立てあうような性質を生かすべきものなのだろうと、個人的には思っています。
さてテナー・トロンボーン協奏曲には、いくつか定番と呼ばれるような作品がありますが、そういう作品が特にお好きでなければ、一般的に、あまり面白いとは感じられないのではないでしょうか。
なのでトロンボーンが、このように協奏曲の形式で演奏される場合は、トロンボーン奏者自身が、その持ち味を魅力的に引き出せるように、アレンジして演奏されることも多いのでしょう。
今回、ご紹介する作品もそのように編曲されたものです。
休日の午後にふさわしい雰囲気とともに、そんな、楽器の魅力を引き出せている演奏だと思います。
この方は、奏でている音色が基本的に美しいので、クラシック以外の演奏をされている方も、ぜひ参考にしてみてください。
美しい音色ほど、印象的な感動をもたらしてくれる音楽はないでしょうから。
ストリングス・オーケストラのアンサンブルもレベルが高くて、素晴らしい演奏だと思います。
一見、トロンボーンをフィーチャーした演奏のように見えるのですが、実はストリングスとの調和により、互いを引き立てあっているようなパフォーマンスだと感じます。
A.Nyankin & Voronezh Philharmonic
A.Nyankin - Trombone,
Voronezh Philharmonic Chamber Orchestra (Conductor - M.Fradin).
Voronezh City Philharmonic Hall, Russia.
(2010-05-23 13:53:52)