中山美穂 さんの代表曲の一つ、「 You're My Only Shinin' Star 」にはいくつかの演奏バージョンがあります。
そのどれもが、それぞれに少しずつ異なる感動をもたらしてくれるのは、やはりこれが名曲であるからといえるでしょう。
このオリジナル・バージョンは、彼女のアルバム「SUMMER BREEZE」(1986年)の最後に収められています。
バックは、 数原晋 (tp)率いるトーキョー・アンサンブル・ラボ(大編成ビッグバンド)にストリングス・セクションが加わるという、彼のハイノート超絶ソロとともに、もはや再現不可能な、豪華なサウンドで彩られていました。
そして、この年頃でなければ出せない美穂さんの瑞々しい歌唱が、二度と返らない懐かしい時への思いを感じさせてくれます。
中山美穂 「 You're My Only Shinin' Star 」 (1986)
Original version from "Summer Breeze".
(作詞・作曲・編曲: 角松敏生、St.Arr: 大谷和夫、Brass Arr: 数原晋)
この後、1988年に発売されたシングル・バージョンでは、美穂さんは改めてヴォーカルを再録音しています。
それも彼女の成長を感じさせてくれて良いのですが、リズムセクションを全てシンセサイザーに置き換えて、生楽器はソロを含めて既存のトラックをリミックスしています。
そのため、イコライザーが効きすぎて、生楽器の音色の自然な美しさが失われてしまいました。
これは、その頃すでに、テクノロジーの音楽への浸透が進んでいたということを表しています。
なので、多くのリアルな奏者が奏でる華麗な音色、ビッグバンド最後のきらめきを背景としている、この最初のバージョンが、個人的には最も好きです。
(2009-11-12 18:26:38)
このアルバム曲は、16歳の中山美穂さんが可憐に熱唱する、素敵なバージョンでした。