2023年11月7日(火)

 

先日(10/24)、エンジンオイルとフィルターを交換しました。

 

1回目のオイル交換は2020年5月で423km

 

2回目のオイル交換は2021年1月で4,608km

 

3回目のオイル交換は2021年8月で6,188km

 

4回目のオイル交換は2022年6月で8,743km

 

5回目のオイル交換は2023年4月で13,066km

 

今回は前回より6ヶ月後で、距離は19,180km。

前回より6,114kmも走行しているので、ちょうど良い交換時期だと思います。

 

エンジンオイルは走行距離が多くなると汚れがたまりますし、少なくても酸化によりオイルの質が

劣化します。

オイルは酸化(劣化)すると性質が変化して徐々に本来の性能が維持できなくなります。

(他にもブローバイガスの混入や熱の影響などもオイルを劣化させます)

 

ホンダが推奨する交換サイクルは10,000kmまたは1年となってますので、だいぶ早めの

交換ですが、以下の写真を見れば早めの交換も納得できるかと思います。

 
 
  右が今回交換したエンジンオイルです。
↑ エンジンオイルは前回の交換で使い切ったので、今回新たにペール缶(20L)を
  購入したのでそれを使います。
 
 
↓ 左がフロント側のドレンボルト、右側がリヤ側(DCT用エレメント横)のドレンボルト。
↑ 毎回、少量の鉄粉が付着していますので、一応の効果がありますね。
 
↓ 鉄粉を除去したあとのドレンボルト。キレイ!
 
 
↑ 本来、エンジン用のオイルフィルターも純正を使いたいところですが、マグネットで
  鉄粉を除去したいので社外品にしています。
  DCT用は信頼性を重視して純正フィルターを使用します。
 
 
↓ DCT用フィルターです。左が新品、右が交換したもの。
↑ マグネットフィルターやドレンボルトのお陰で、フィルターには目に見えるような
  異物等は見当たりませんでした。
  
 
↓ エンジン用オイルフィルターを取り付ける前に雄ネジの突き出し量を計測します。
  フィルター交換時の手順としてに整備要領書にも記載されているので毎回確認しています。
↑ 雄ネジはスタッドボルトなので緩む可能性があるため、突き出し量が基準値内か測定する
  必要があります。測定値は今回も15.0mmでした。
  基準値 15.0mm~16.0mm
 
↓ 油温センサー付きドレンボルトも外してオイルを完全に抜き、ドレンボルト3か所と
  各フィルターを取り付け、エンジンオイルを規定量入れて終了です。
 
 
 エンジンオイル交換に関する「各ドレンボルトの締め付けトルク」や
  「オイル量」や「注意事項」などは過去の記事を参照してください。
 
 
 

《今日の一言》

「オイル交換は走行距離も大切ですが、定期的な交換を。」

 

◆解説◆

メーカーが指定するオイルの種類、交換時期の目安となる走行距離、年月は、一定の性能を
損なうことなく維持できる最低の決まり事だと思っています。
 
オイルの質が良い方がエンジンにも良いハズですし、交換サイクルは早い分には問題なし。
オイルの劣化は高温連続使用やチョイ乗りの繰り返し、使用年月(期間)により酸化が進む
ことから、走行距離が少なくても一定の期間で早めに交換するのがベストです。
 
例えば、5年で20万kmを超えて走行する場合であっても、的確なメンテナンスを実施すれば
エンジン内部を調べて見てもキレイな状態で全く問題ないそうです。
逆にメーカー推奨のメンテナンスサイクルでは、たとえ走行距離が半分であってもエンジン内部は
だいぶ汚れてしまうそうです。
 
ただし、どちらのメンテナンスにしろ、目立った性能の衰えは無いようですので、乗る人の思い入れに
よりどちらでも問題ないことになります。
維持費にも大きな差が出てくる部分ですので、前者の場合は完全に自己満足なのかなとも。
 
エンジンオイルをこまめに交換しないからバイクを大事にしていない、と言うことではありませんが、
消耗品に関しては全般的に早めに交換して、安心・安全のマージンを多く持っていたいものです。
 
エンジンオイル、早めに交換するかしないかはあなた次第です!(やりすぎ都市伝説風)