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箱根駅伝から始まる日常生活

箱根駅伝が大好き!
学生陸上を応援してます!

こんにちは~ おきなんです。

少し時間が空いてしまいましたが、続けていきます。

 

総合6位
明治大学
総合 10:54:46
往路 5:27:11 5位
復路 5:27:35 4位
2区、ルーキー67分台の好走
5区、山のエース誕生か!
7区、エース復活の区間新!
ようやく力が噛み合い、5年ぶりのシード獲得!
 
各区間記録
 1区 小袖 英人 1:02:09 区間10位
 2区 加藤 大誠 1:07:52 区間10位(日本人1年生新記録)
 3区 手嶋 杏丞 1:02:22 区間7位
 4区 金橋 佳佑 1:02:59 区間13位
 5区 鈴木 聖人 1:11:49 区間5位
 6区 前田 舜平 0:58:48 区間7位
 7区 阿部 弘輝 1:01;40 区間賞(区間新)
 8区 櫛田 佳希 1:06:17 区間8位
 9区 村上 純大 1:10:07 区間11位
10区 河村 一輝 1:10:43 区間10位
 
1区は全日本に引き続きとなった小袖選手。20km超、勝負レースでなかなか持ちタイムにあった結果を残せなかったが、ハイレベルだった1区で区間10位、62分少しは持ってる力は出せたと思う。
少し驚きの起用だった2区1年生の加藤選手。上尾ハーフで好タイムを出し好調だったとは言え、後方からは東洋と東京国際がハイペースで迫っており、抜かれると崩れるのではないかと思ったが、1年生新記録となる67分台。十分すぎる好走だった。
2区までをいい位置で終えられ、3区は手嶋選手で勝負。ここを区間7位と好走。5人抜きで順位を7位まで押し上げた。
4区は金橋選手。ある程度耐える区間になると思われたが、63分切りの区間13位で順位を2つ下げたが崩れずに走り切った。
5区は鈴木選手。加藤選手がいたから5区にエースを回すことができたが、この配置がうまくいきましたね。区間5位の好走。4人抜きの5位で往路ゴールとなりました。
6区は2年連続出走となる前田選手。今回は下りの区間順位も良くしっかり6区に合わせてきました。タイムも58分台にのせ、いいスタートをきった。
7区は、復路にまわしたエースの阿部選手。調子がどこまで戻っているかでしたが、個人記録は区間2位に1分以上差をつけ、圧勝の区間新。ここで1分差があった東京国際を交わし4位に順位をアップ。
8区はルーキー櫛田選手。最初の定点である茅ヶ崎時点で区間19位と遅いペースで入ったが、そこから定点間の区間順位をどんどん上げていき、区間8位。前後のチームと1分差以上の差があり、終始単独走となったが、見事なビルドアップ。
9区は2年連続となった村上選手が区間中位の安定した走り。快走を見せた東京国際に追いつかれ、突き離されたが失速した國學院を捉え4位のまま10区へ。久しぶりの上位が見える位置でつないできた。
10区は1500mを得意とする河村選手が最初で最後の箱根に登場。東京国際に追いつくも、牽制しペースダウンしたことで國學院、帝京も集団に加わり3位争いへ。ロングスパートでの抜け出しには苦しくついていけなかった。スプリント力を生かせる展開にはならなかったが、5年ぶりのシード権獲得となる6位でゴールテープを切った。
 
来年度に向けて
今回箱根を走った8人が残り、往路5位のメンバーは全員3年生以下。さらに上位を狙える
可能性があります。
例年4年生が揃って不調になることが続いていますが、そうならないことを祈りたいです。3年生は今年走った3人が中心。酒井選手の復活と、坂井、長倉選手がさらに伸びてくると層が厚くなりそう。
2年生はエースの鈴木選手と今季急成長の手嶋選手が中心か。金橋選手も4区出走になるぐらい力をつけていたので、今季持ちタイムを大きく伸ばした選手は期待したい。
1年生は櫛田、加藤選手はもちろんだが、エントリーメンバーに入っていた小澤選手にも
注目したい。箱根前に怪我(事故?という噂も聞いたが)をしたらしいが、1年生の中で
10000mのPBはトップ。来年度は駅伝で走ってほしい選手です。
新入生は、13分台をもつ鎌倉学園の児玉選手、14分0秒國學院久我山の安部選手らがいます。
やっぱりスカウトはいいですよね。再びシード常連へいい流れできていると思います。
 
 
こんにちは~ おきなんです。
今回は予選会からの出場校で最も注目されていた大学の結果になります。
 
総合5位
東京国際大学
総合 10:54:27
往路 5:24:33 3位
復路 5:29:54 6位
1区ルーキーが2区の絶妙な展開をアシスト!
3区ワールドクラス!驚愕の区間新!!
5区「もう走らん!こんなとこ!」
7区学法石川の同期争い!

表彰台まであと少し、今季の勢いそのまま初シード獲得!!
 
各区間記録
 1区 丹所 健         1:03:12 区間13位
 2区 伊藤 達彦      1:06:18 区間2位
 3区 イェゴン ヴィンセント 0:59:25 区間賞(区間新)
 4区 佐伯 涼          1:02:53 区間12位
 5区 山瀬 大成       1:12:55 区間10位
 6区 大上 颯麻       1:00:26 区間17位
 7区 真船 恭輔       1:04:02 区間7位
 8区 芳賀 宏太郎    1:05:51 区間5位
 9区 相沢 悠斗       1:09:04 区間3位
10区 内山 涼太       1:10:39 区間9位

ルーキー丹所選手を抜擢した1区は展開から少し不安であったが、63分でうまく粘りきった。前1分程の差に4校がおり、すぐ10秒程後方には東洋がいる位置となり、2区の追い上げ、ライバル同士の争いが期待された。
3年連続花の2区となった伊藤選手が早々に神奈川を交わす。そこに東洋相澤選手が追いつきライバル同士の並走が始まった。伊藤選手は並走が始まってからぐっとペースを上げている。苦しそうな表情になっても離されることはなかった。キロ2分50秒で走るランニングデート・・・。
戸塚の壁で東洋に引き離されたものの昨年の塩尻選手の記録を超える66分18秒。区間2位で5人抜き、エースの役目を果たしてくれました。
留学生ヴィンセント選手を起用した3区。大学駅伝はこれが初めてだったが、快調な走り。1分程あったトップとの差も簡単にひっくり返し、さらに1分以上の差をつけてきた。個人記録は1時間を切るタイムで、本当に時計が壊れてるのではと思ってしまった。襷渡し後の余裕のある表情はマジヤバカッタ。
トップでの襷渡しとなった4区佐伯選手で青山に抜かれるが、抜かれた後も大きく崩れることはなかった。区間12位はしっかり力を出せた結果かと思います。國學院が迫ってきているが、単独2位で5区へ。
重要な5区を務めるのは前回8区6位だった山瀬選手。3kmほどで國學院に交わされるが、これは走力を考えて仕方がないこと。登りに入ってからの定点間タイムは13番目を維持。しっかり自分のペースを保って走っているように見えた。実力者が走る東海にも一度交わされるが、終盤、相手が失速した隙にこちらはペースアップ。東海を抜き返し往路3位で芦ノ湖へ。まさか3位まで入ってくるとは思っていませんでした。
復路のスタート6区も1年生大上選手を抜擢したが、こちらは少しブレーキとなってしまった。本格的な下りに入った最初にスピードに乗れなかったか。下りきってからの平地区間を最後頑張ったが区間17位。3位東海とは3分差まで広がった。
7区にはチーム内の実力者の真船選手を配置したが、後方から区間新記録で走ってきた明治阿部選手に抜かれ順位を下げることに。抜かれた時に「ついてこい」というようなジェスチャーがあったが、さすがにそのペースにはつけず、一気に離された。それでも区間7位なので悪くなかったはずだ。
8区は前回7区7位とサプライズ的な走りを見せてくれた芳賀選手。今回の箱根でもいい走りを見せてくれた。区間5位で前方の明治との差を詰めた。
そして9区まで温存した相沢選手が区間3位と快走。明治を捉え、失速した國學院も交わし3位に順位アップ。表彰台の順位までここで食い込んできた。
10区は主将の内山選手。最初は非常にゆったりと入ったこともあり、明治が追いつき並走する形に
ここで牽制のしあいでペースが上がらなかったこともあり、國學院に1分あった差を追いつかれてしまった。ペースが上がっていくも、さらに区間記録を上回るタイムできた帝京も追いつき3位争いは4人の集団に。しかし、スパート争いで敗れ5位に。初シードは良かったが、表彰台が見えていただけに最後は悔しかったと思います。
 
来年度に向けて
留学生を有しているものの、今回箱根出場した全員が区間10位以内で走った4年生が抜ける穴は小さくありません。留学生に次ぐ日本人エースの育成も必要だと思います。
3年生はトラックタイムを伸ばしてきた内田選手や中島選手に来季の活躍を期待したい。
2年生は芳賀選手一人が抜け出ているので他選手も出てきてほしいところ。三浦、渡邉選手にさらに成長が見られると面白くなりそう。
1年生は箱根1区出場の丹所選手と全日本1区出場の山谷選手には注目していきたいですね。

こんにちは~ おきなんです。

本日は4校目

 

総合4位
帝京大学
総合 10:54:23
往路 5:27:15 6位
復路 5:27:08 3位
1,2区3年生コンビ活躍!
3区復活の区間新!
今回もやっぱり復路の帝京!最後は区間新で締め!
 
各区間記録
1区 小野寺 悠    1:01:32 区間8位
2区 星 岳           1:07:29 区間9位
3区 遠藤 大地    1:01:23 区間2位(区間新)
4区 岩佐 壱誠    1:02:11 区間6位
5区 平田 幸四郎 1:14:40 区間18位
6区 島貫 温太     0:59:56 区間13位
7区 中村 風馬     1:04:13 区間9位
8区 鳥飼 悠生     1:04:50 区間3位
9区 小森 稜太     1:09:26 区間5位
10区 吉野 貴大    1:08:43 区間2位(区間新)
 
1区は今季ハーフ帝京大学記録を更新した小野寺選手。1区のタイプではないと思っていましたが、今回の展開にハマってくれましたね。(小野寺選手か星選手じゃないと危なかったかも)
最後まで先頭集団で進めることができ、出遅れることなくスタートが切れたと思います。
2区は、これもこの区間のタイプではないと思っていた星選手。青山や早稲田にはついていかなかったが、この選択は結果としていい方向にでました。常に先頭集団が見える距離を保ち、集団から落ちてきた選手を抜いていき、8位から5位まで順位をあげてきました。
中継ではずっと1号車の後方に映り続けていましたね。区間順位は9位とそこまで高くなかったのが意外でしたが、定点ごとの記録を見ると秒差で負けているぐらいでそこまで差がついていませんでした。定点ごとの順位も9番目か10番目でずっと中位をキープし続けている走りでした。
3区は2年連続で遠藤選手。出雲では調子が上がらず、全日本も欠場しながら箱根はしっかり合わせて
きました。東海を交わし4位へと順位をアップ。区間新記録ながら、その前にとんでもない区間記録が出ていたのと、スーパールーキーとして駒澤の田澤選手に注目がいっていたので、目立つことがなかった・・・。
4区は4年連続の箱根となる岩佐選手。箱根では2回走った7区で持ち味を発揮していたが、今回は逆となる4区に。東海には追いつかれましたが、これは持ちタイム的にも分が悪いですから仕方がないかと。その後はうまく利用して引っ張ってもらった感じですかね。
東海に追いつかれてから、定点間の順位をぐっとあげてきました。4位東海とは差がない状態で襷リレー。
5区は2年時以来となる平田選手。最初の5kmは東海についたためハイペースで入りますが、登りが始まってからは一気にペースダウン。駒澤に抜かれ、創価や明治にも追いつかれてここで一気に順位を下げるかと思いましたが、終盤の下りからは持ち直し、一つ順位を落としただけで持ちこたえました。
6区、2年連続で島貫選手となりましたが、前回のようにはいかず。明治に引き離され、駒澤、東洋にもとらえられ8位に後退。ただ何とか最低限の59分台で留まってくれました。やっぱり故障明け6区は経験者であろうと苦しいかあ。
7区初箱根となる中村選手が前を行く大学を追いかける。東洋や駒澤の選手の方が区間順位が良かったため、さらに差が広がったが区間9位で悪い流れを引きずらなかったのは良かった。
そして、2年連続の8区となった鳥飼選手が64分台の快走を見せてくれました。中継所で1分以上前にいた駒澤、東洋を捉え逆転。順位を6位まで戻すことに成功します。
その流れを継いだ、3年連続9区となった小森選手が今年もいい走りを見せてくれた。区間5位で4位、5位の明治、國學院との差を詰めてきました。
10区は監督曰く秘密兵器と言われた吉野選手が最初で最後の箱根に出走。序盤から飛ばして3位集団に追いつくことに成功します。3位争いはラスト抜け出した國學院に必死に追いつこうとするが届かず。大学最高順位タイとなる4位でフィニッシュ。個人記録として区間新が出ていたが、激しい3位争いと創価大の嶋津選手に注目がいっていたため、個人のタイムは全く触れてもらえず・・・。私も気づいたのは全選手がゴールしてからでした・・・。
 
来年度に向けて
来季からの中心は小野寺、星選手の3年生コンビ。他にもハーフ62分、63分台を持つ選手が複数いますので、ハーフの距離での選手層は厚いですね。
2年生では遠藤選手に中村選手、そして全日本5区8位だった橋本選手に注目。
1年生は例年と比べるとタイムを伸ばした選手が少ないなあと感じますが、新井選手はハーフで結果を残してきてますね。冬のハーフシーズンで結果を残す選手が出てくる可能性は十分にあるかな。
新入生では、北海道栄の小野選手が決まっていますね。5000mPBは14分20秒と突出しているわけでは
ないですが、10000mですでにチームベスト10に迫れる記録を持っていること。そして激戦となった都大路1区で区間4位28分台の快走を見せたことで非常に注目しています。
こんにちは~ おきなんです。
今回は歴史を変える挑戦をテーマに躍進した大学
 
総合3位
國學院大學
総合 10:54:20
往路 5:22:49 2位
復路 5:31:31 10位
1区、ロングスパート勝負!逆転されるも2位の絶好スタート!!
4区、ルーキー好走!1分30秒差で勝負の5区へ
5区、昨年の自身の記録越えなるも、往路優勝届かず!
9区で暗雲漂うも10区逆転の総合3位!前田監督男泣き!!
 
各区間記録
 1区 藤木 宏太 1:01:18 区間2位
 2区 土方 英和 1:07:19 区間8位
 3区 青木 祐人 1:01:34 区間5位
 4区 中西 大翔 1:01:53 区間3位
 5区 浦野 雄平 1:10:45 区間3位(区間新)
 6区 島崎 慎愛 0:59:01 区間8位
 7区 木付 琳    1:04:31 区間11位
 8区 河東 寛大 1:06:10 区間7位
 9区 茂原 大悟 1:12:30 区間19位
10区 殿地 琢朗 1:09:19 区間4位
 
1区は2年連続の藤木選手。2年生ながら実績は十分。高速レースの中しっかり先頭集団について終盤までいき、残り3kmでロングスパート。8人の集団から抜け出します。
残り数100mで創価に逆転されるも5秒差の2位と絶好のスタートを切ることができました。
2区は主将の土方選手。5秒差をすぐに追いつき後方から追い上げた大学も含め7人の集団へ。序盤から先頭に立ち、66分台を狙えるペースで引っ張ります。最後は4人によるトップ争いへ。
スパート合戦では苦しくなったが、それでも秒差の4位で3区へ襷を繋ぎました。
3区はこの区間の職人、青木選手。突っ込んだ青山にはつかず、昨年と同様に東海と並走し、トップを追う形になりましたが、すぐに離し始めましたね。藤沢の定点で東海とは9秒差に広げています。ペースを上げついに湘南大橋付近で青山に追いつきます。しかし、ラストスパートで青山に振り切られ3位で襷渡し。従来の区間記録とはわずか8秒差で、今までで最高の走りではなかったでしょうか。
4区は1年生ながらも主要区間に抜擢の中西大翔選手。今季の活躍から予想通り4区に入ってきました。
一度青山に追いつきますが、6km過ぎで離され単独に。その後は自分のペースでレースを進めていく。平塚中継所で1分26秒差あった2位東京国際に小田原中継所で26秒差まで迫っていました。個人記録も61分台の区間3位、1年生で素晴らしい走りを見せてくれました。
5区は区間記録保持者の浦野選手。早々に東京国際を交わし2位に浮上。先頭を追っていきます。
一時差が縮まりましたが、それ以上タイム差を詰められず。小涌園-芦ノ湯のタイムが少し悪くここで詰めた差を元に戻されてしまいました。その後の下りで昨年ほどスピードに乗れず、追いつくことはできませんでした。それでも往路2位、往路新記録で5強と言われた強さを見せてくれました。
6区はトラックで28分台を持つ島崎選手。スピードを生かして山を駆け下りてきました。
タイムを59分1秒の区間8位でいいスタートを切れたと思います。まあ3位の東海が凄すぎて
小田原中継所時点で5秒差まで迫られますが2位は死守して7区へ。
7区木付選手は東海に並ばれ、突き離されます。終盤、大磯-平塚中継所間のタイムは20番目で
相当苦しかったはずですが、序盤東海との並走でハイペースで入った貯金を生かして区間11位。
粘りきりました。
8区初の駅伝となる河東選手。落ち着いていましたね。最初はゆっくり入り徐々にビルドアップ
していく走り。定点毎に区間順位をあげ、区間7位としっかり走ってくれました。
9区を任されるのは茂原選手。4年生3本柱に次ぐ選手で長い距離での安定感が売りだったのですが、
最初からペースがあまり良くなかったですね。タイムは15番目で推移していましたが、横浜駅を過ぎてから崩れ始め区間19位まで落ちることに。ちょっと出雲後からコンディションがうまくいかなかったか。ここで東京国際と明治に追い抜かれ5位に転落しました。3位東京国際とは1分の差が開き目標の3位は厳しいかと思われましたが・・・
10区当日変更で入った殿地選手が追い上げ、新八山橋過ぎ14kmで遂に明治と東京国際に追いつきました。そこに帝京も追いつき4人の集団へ。ラスト1kmロングスパートで抜け出しそのまま目標の総合3位を掴み取りました。ゴールでの土方選手が泣いている姿と前田監督の男泣きは今大会を象徴する場面ではないでしょうか。
 
来年度に向けて
強力な4年生が卒業しますが、中間層が厚くなってきた3年生に、次期エースとなる藤木選手を含め主力となる選手が台頭してきた2年生がいます。
1年生も中西兄弟以外にも来季飛躍を期待したい選手もおり、卒業生の穴を埋めていこうとしています。さすがに優勝争いは厳しいでしょうが、箱根ではシードを十分にとれる選手層を有していると思います。
新入生はまだほとんど明らかになっていませんが、14分10秒台をもつ鎌倉学園の力石選手が判明していますね。

こんにちは~ おきなんです。

 

箱根駅伝の振り返りを少しずつ進めていきます。

 

今回は、

総合2位
東海大学
総合 10:48:25
往路 5:24:38 4位
復路 5:23:47 1位
1区、2区ハイペースの中快調な出だし!
5区、昨年のように乗り切れず力尽きる!
6区、主将が意地の走り!驚異の区間新!!
8区、1秒差の区間賞争い制するも涙!
10区、疲労骨折による足の痛みの中、逆転復路優勝!
 
各区間記録
 1区 鬼塚 翔太    1:01:23 区間4位
 2区 塩澤 稀夕    1:07;13 区間7位
 3区 西川 雄一朗 1:02:21 区間6位
 4区 名取 燎太     1:01:37 区間2位
 5区 西田 壮志     1:12:04 区間7位
 6区 館澤 享次     0:57:17 区間賞  (区間新)
 7区 松崎 咲人     1:03:03 区間3位
 8区 小松 陽平     1:04:24 区間賞
 9区 松尾 淳之介  1:09:55 区間8位
10区 郡司 陽大     1:09:08 区間3位
 
1区は、箱根1区3回目となる鬼塚選手。スターターとしては本当に安定していますね。
今までにない高速レースにしっかり対応し、トップと10秒差の区間4位でした。
 
2区はレースとしては初めての20km以上となった塩澤選手。距離に不安がある可能性がありましたが、先頭集団で最後まで走り切ることができました。ここでトップ青山とはわずか2秒差。まずは大事な序盤をいい流れで繋げたと思います。

結果論となりますが、青山との勝負ポイントになったのが3区。2年連続西川選手が任されました。青山は3区スタートからすぐに突き離しにかかりますが、西川選手はついていきませんでした。
この判断が勝負を分けた1つのポイントだと思っています。最初から青山の背後につくことはできなかったかもしれないが、せめて國學院にはついていきたかった・・・。
最初の定点は7番目のタイムと悪くはないですが、帝京に抜かれて順位を落としてしまうことに・・・。
終盤も上げきれず、青山とは50秒差も開くことになってしまいました。
 
4区は、足の不安から2区を回避して4区に回った名取選手。全日本のような爆発的な走りとはなりませんでしたが、歴代2位の記録、区間2位でミスはなかったと思いますが・・・。ここは青山が良すぎたと思うしかなかった。
 
約2分差がつき前を追うしかない5区。昨年区間2位の西田選手が少しでもタイム差を縮められるかでしたが、箱根に万全な状態で合わせられなかったようで、芦ノ湯からゴールまでのラスト5kmが特に苦しくなりました。
芦ノ湯-元箱根が16番目、元箱根-ゴールまでが15番目となり、ここでタイムを落としました。一度抜いた東京国際にも抜き返され4位で往路のゴール。トップ青山とのタイム差は3分22秒となり、かなり厳しい差になったと思います。
 
復路6区は主将の館澤選手が凄まじい走りを見せてくれました。最初の登りもある5kmで40秒詰め、下りも勢いのまま走り抜け、見事区間新記録での区間賞を獲得。青山とのタイム差を1分縮め2分20秒差に。
 
6区の勢いのまま追いかけたい7区には1年生の松崎選手を起用してきました。1年生と言ってもハーフ
のベストは62分11秒とすでにエース級です。前方にいた國學院にはすぐに追いつき並走して前を追います。青山が突っ込んで入ったのもあり、タイム差は広がっていましたが焦ってはいませんでした。
並走していた國學院を突き放し、大磯の定点で2分差と20秒詰めてきました。残り3kmもペースを上げていますが、青山とはほぼ同タイムで、差は2分のまま8区へと襷を渡すことになります。
 
8区は勝負所になると思われ、昨年のMVP、8区区間記録保持者の小松選手。昨年の区間記録より速いタイムで入っていきますが、青山もほとんど変わらないタイムで走っており、タイム差は一向に縮まりませんでした。「今年は遊行寺の坂から苦しかった」とコメントもあった通り、遊行寺以降から昨年の記録よりタイムを落とす形になりました。それでも最後は青山を1秒上回って区間賞を獲得しています。
ただ区間賞インタビューでは1秒しか詰められなくて涙を流していました。

9区は松尾選手。序盤はいいペースで走っていましたが、青山はそれよりも速い走りで徐々に差が広がっていきました。そして、横浜駅からペースががくっと落ち始め、生麦-中継所の約3kmは18番目のタイムと終盤でかなり落ち込んでしまいました。青山とのタイム差は3分40秒となり、アクシデントがない限り逆転不可能なところに。復路タイムも9区終了時点で青山に逆転されています。
個人記録としては69分55秒の区間8位で、力はありながら駅伝で上位に入る走りができなかったのは悔しいなあ。
 
10区郡司選手は、それでも攻めていきました。途中から足の痛みもあったらしいですが(レース後に疲労骨折ということが判明)、青山よりも速いタイムで駆け抜けていきました。最後は総合2位でのゴール。
連覇はなりませんでしたが、復路記録は10区で逆転して復路優勝を奪い取り、青山の復路6連覇は阻止。昨年の青山の復路記録を2秒上回って復路新記録を達成し、優勝候補としての強さを見せてくれました。
 
来年度に向けて
今の3年生は西田、塩澤、名取の3選手が中心となるはずです。そこにタイムを伸ばしてきた鈴木選手や米田選手が絡んできてほしい。
2年生は市村選手が主力。箱根出場者は0、大学駅伝経験者も市村選手のみとなっており、この世代がどれだけ来季あがってくるかが大事になると思います。
1年生は持ちタイムを伸ばしてきた選手が複数おり、春以降のレースで結果を残せるか。
飯澤選手は来季以降どうするのかな。駅伝の距離にも対応していくのか気になるところです。
新入生では、すでに10000m28分台を持つ喜早選手の入学が決まっており、世代トップクラスの選手を1名は必ずスカウトしてきていますね。