特別室の棟が、内池に向かったビューであるのに対し、
こちらのお部屋は外に向かって眺めが川に向いているということで、
内池は、廊下に面して誰でも見ることができるわけですから、
これは景色的には花の棟に軍配が上がるのかなと思いました。
なおフランス人の作家か誰かが権威ある書籍かなんかで紹介したらしく、
普段ですと連日、フランス人、西欧人に人気で予約いっぱいになる
お部屋なんだそう。
花の棟も1Fと2Fで計6室あって、定員からするとどこも
最大6名くらいまで泊まれる部屋のようですが1Fの方が広いとのこと。
ただ部屋を選ぶことはできないようで、人数少ない組から、2Fから
埋めていくようで、われわれ1Fの端の7号室をとっていただけました。
内装については、思いのほかシンプルで、
特段に旧くて高品質であったり高級な調度品があるわけでも、
歴史ある文化財的な雰囲気を高める演出がなされているわけでもなく、
至極、的を得た十分で落ち着いた空間となっていました。
内装面では過去の能登屋、金具屋にはやや劣るとは思いましたが、
川沿いに面したベランダにプライベート足湯が設置されていて、
これには少しリッチな気分でした。なお、1Fにしか無い模様。
料理に関してはお魚・野菜系ももちろんいいのですが、
お肉がないのは少々インパクトに欠けると思いました。
山形牛のすき焼きが出た能登屋さんが料理では最上か。