11時開店を目指し、10時40分くらいにお店の前に到着するも行列なく。。
おそらくファーストロットと思われるお客さんの退店とすれ違う。
この日は、土曜朝でしたが、10時過ぎには開店していた模様。
行列を作らせてから、ロット毎のリズムを刻んでいくのが常套ですが、
いずれリズムはできていくだろうから朝の早開けはアリとは思いました。
それで、おそらく3ロット目くらいで11時前に着丼した頃には、
中待合いに6人くらいの並びができておりましたが、
11時15分の退店時も外行列にまでは到達しておりませんでした。
おそらく遠征ジロリアンもひと段落といったところで、
ここからは地元およびラーメンファン全体に浸透するかどうか、
正念場の大切な段階に来ているのかなと思いました。
さて全体としては、二郎らしいジャンク感が存分にあって、
水の良さ、野菜の良さが加味されて、美味しい部類の二郎と思います。
少なからず減点はいくつかあったものの総計76点は付けたい次第。
マイナス点としてはスープは味わいとして良いが、味付けがからい。
ガツンとしたカネシで野菜の甘みのバランスを取っているのだろうが、
それにしてもからく感じてしまって胃にわるいように思いました。
このあたりは白い粉・化調との兼ね合いもあるんでしょうが、
もうちょいよくしていけるかとは思います。
盛り付けですが、これが致命的で、ボリューミーに欠けます。
これは未開の地で二郎がまだ浸透してないため調節しているのでしょうが、
盛りの二郎っぽさは推していかないとただのラーメンとなりかねません。
うまく表現し辛いですが、ただ量を多くすればいいというものではなく、
いい意味で暴力的な量を丼の中に作りこんでいく盛り込んでいくとこうなる。
そういうイメージの盛り方が二郎らしい量と云えるかと思います。
未開の地では、盛りの画像など壁に説明と共に貼るだけでもいいわけで、
満足感を得る得られないは、繁盛店になるかどうかの生命線に思います。
張り紙に仕事させればいいんです。わかるだろう、わかれよ的な、笑、
殿様的な二郎流はそれはジロリアン生息地で成立するお話なのかなと。
ちなみに当方のデフォは、麺少な目・野菜まし・ニンニクで変わりなく。
と云いつつも、もちろん佳い点もたくさんあります。
麺はわしわしっとしたスナック感、ジャンク感があってとても旨いです。
かなりいい味わいの一般的二郎よりレベル上のわしわし麺と思います。
スープはからい以外は乳化などほどよいと思います。
野菜は地方ならではの甘み旨みがあって、また、しゃき感もあって、
私好みの絶妙なゆで加減と思いました。
豚はやはりしょっからく、また大きさも迫力に欠けますが、
ゴロっとした豚の味わいは良い感じと思います。
衛生・雰囲気としては、もともと喫茶店だったようなところを改装した
作りと思われ、トイレは2Fです。新しい店内をキープしてほしい。
店員さんは、地味に静かで、二郎らしいと云えばそうですが、
ここは地方二郎なので、都会の気難しさは持ち込まず、地方らしい快活さは
必要と思います。会津や札幌、新潟のような。
盛り方はとても弱いと思います。もうふたつまみくらい思い切って欲しい。
麺16/20、スープ10/20、野菜14/20、豚12/20、衛生・雰囲気8/10、店員・盛り方4/10
総計64点と平均以上二郎でございました。