8日目
今朝は4時起き。2:40に目が覚めた。明日の帰りをシュミレート。笑。
悪石島は4つの宿の内、3つが休みで、宿の人と学校関係がごそっと
帰ってくるので、50人降りる一方、宿がないので、乗ってくるのも
キャンプ客で、多く見積もっても30人程度なため、鹿児島行きは
まず悪石島は乗れるし、ど真ん中の平島も乗っている客が底になるため、
確実に乗れる計算。中之島がやばく口之島は最悪と予想。
エレベーターで例えると、1階の名瀬から満員で乗って、9階の鹿児島
まで向かう時に、8階の口之島は鹿児島に一番近い島と言っても、
下階からくる人が一杯であれば乗れないのです。途中の階であれば
降りる人もいるだろうから、入れ替わりで乗り込めるという計算。
大型連休最後に鹿児島行きに乗るなら悪石島。名瀬行きなら諏訪之瀬島
で過ごすのがベターチョイスかと。心配ならばやはり予定はずらすのが一番。
誰もどれだけ島から乗ってくるかなんてわからない。
今回5/1の臨時便で相当数滞留している客がいて、一説には300人が
最終の鹿児島行きに乗ってくるかもとなると、阿鼻叫喚なわけですね。
300以上はライフジャケットも無いから、絶対乗せてはならないわけで。。。
ただ名瀬から満席はあり得ない。宝島、小宝島、悪石島の島民がせいぜい
100人。前の鹿児島からの船でほとんどが帰島しているでしょうから。
つまり、宝島、子宝島、悪石島、平島、諏訪之瀬島
ここはまず乗れる。やはり問題は中之島、口之島でしょうか。
そんなこんなで定刻5:15口之島出港、名瀬方面。明日の鹿児島方面を
思いつつ、59番でしばし仮眠。口之島の下船は予想通り40人以上降りた。
また船には各島の学校関係者、悪石島の宿の人が乗り込んでいると思われます。
平島へ。
中之島2泊のお姉さん、結局、悪石島まで戻る選択。船賃が3,150円
余計に掛かりますが、正しいと思います。兵庫から来ているそう。
8:20には宿へ。お昼は11時にしてもらって、朝早かったので宿で休むことに。
Mさんはとても優しさに溢れるおやじさんでした。宿が無い人は、
公民館で雑魚寝できるそう。なお諏訪之瀬島まで凪でしたら3万円で
渡してくれるそう。10人乗りですから、10人集めて1人3,000円。
復路10人集めれば1人1,500円となる。
さて8:30に全島放送で急患が出たためドクターヘリが9時に来るという。
9時にバタバタと音がする方向へ。少ない人だかり。
観光客がKトラごと落下。道を間違えて磯に転落したらしい。Kトラックは
大破。左足骨折、右足も骨がむき出し。顔面血だらけ。磯でたまたま
釣りしていた人が、磯の変な方向から叫び声が聴こえて、たまたま
発見されたらしい。それこそ断末魔な叫び声。
死んでてもおかしくないし、まだ予断は許さない。その話聞いてもう涙。
こんな悲劇があっていいのか。友人を迎えに1人港に向かうところだったらしい。
(ここはあとで違うことが判明)。ヘリは9:20には奄美大島に向かって行った模様。
島の消防団、役員の方々も表情は当然ながら暗い。どうか命だけは
助けてあげてください。と言い残し宿へ。肩を落としもはや自分も涙目。。
こんな運命が待っているとは思わなかっただろう。明日には島を
離れていただろうに無念でしか無い。慎重にもさらにさらに慎重でも
危険と隣合わせ。それが島の厳しさ。自然を絶対に甘く考えてはいけない。
10時仮眠しようにも寝付けない。
10:55にヘルパーのお姉さんがお昼お持ちしますか。と、目は涙目だった
ので、やはり自分が宿に着いた8:20〜30の間に事故が判明した模様。
なぜなら着いた時には明るく爽やかな雰囲気だったので。Mさんも
特に変わった様子もなく。
すぐにドクターヘリが要請され、30分で奄美大島からたどり着いた模様。
沈痛な表情でしたが、命は助かりそうですか?と声をかけてみた。
それは大丈夫です。でも足が。。。大丈夫!命があれば、何だってできるから。
と励ます。
どうやら、港の防波堤で車ごと落ちた模様。しかもそれは真夜中12時
過ぎた頃。そのあと朝まで耐え忍んで、フェリーが出航し、防波堤で釣り
してた地元の人が発見した模様。つまりフェリーが着いた時には、まだ
防波堤の下に瀕死の状態で居たということ。どんだけ辛く絶望的な時間
を過ごしたのだろうか。見つかった時ブルブル震えていたというから。
一晩中、海に浸かっていたのだろうか。しかも、なんと、たいら荘の
お客さんだった!お姉さんは振り絞るように悔恨の言葉を綴る。
時折涙を浮かべ。でもともかく前を向いていくしかない。
励ましの 言葉もむなしき ソーダ水。
ドクターヘリ 詰まった喉に するする入る三色麺
ランチは、三色麺におにぎり二個と量多め。
11:10宿を出発。甌穴と平家の穴へ。12時ちょうど干潮。
波風に ソーダブルーの海 臥蛇島
東之浜のベンチで、しばし防波堤を見つつ、暑さから逃れる。
でも気軽に車を貸したりできなくなるだろうね。レンタカーっていうより、
勝手に使って金もらう。免許の確認も本人確認すらしないで貸しちゃう
んだから、保険とか。。。もし保険降りなきゃ宿が続けられなくなる。
宿帳だって一応書いているけど、わりとチェックアウト寸前だったり、
島、特に離島は適当出し、それが堅苦しく無くていいんだが。
14時海岸より、コミュセンまで14:25着。
切符は普通に鹿児島行きは買えました。7,010円。
展望台まで歩いて40分。往復1時間以内。一旦宿に戻って、休み、
16:45にあかひげ温泉。200円。源泉27度で加温してありますが、とても
いいお湯だと思います。17時過ぎると、ちらほらお客さんが増えてきます。
宿から持ってきたスーパードライ280円が沁みます。
夕飯は18:25から。部屋食10分で食べて夕陽スポットへ。
19時焼けるも太陽は見られず。
宿に戻って、早々に眠る島の最終日。
<旅のメモ>
●8日目費用 14,550円
平島ー鹿児島 7,010
三ツ矢サイダー 160
あかひげ温泉 200
スーパードライ 280
たいら荘1泊2食 6,900
●お会いした方、お話した方 2人
・平島たいら荘主人とヘルパー
●2019/05/04(土)
口之島05:10 - 08:10平島(下り)
たいら荘(09912-2-2029)
●平島のおすすめ宿 09912-
1たいら荘 2-2029★
2平和荘 2-2006
3大峰荘 2-2025
4コミュニティハウスあり
所長 080-8379-2806