せっかくなんで土湯温泉へ。まつやのご主人とひとしきりお話して、
それで、向かいの銭湯は改装中でした。観光案内所によると冬からリニュー
アル工事されているとのこと。
渡辺工人のお店へ。土湯の中でも重鎮の渡辺忠雄氏を慕う常連さんも多く、
美轆展のあと、裏・美轆展とも云われる渡辺工人のお店を訪れるこけしファン
も多くいらっしゃってましたね。
さっそくお茶を出していただき、工人にお話を伺ったりして過ごしました。
さて、私、これまで、土湯1回、美轆展2回、ひやね2回、根岸2回、巣鴨
2回、守谷1回、鳴子1回、西荻窪2回と約13回イベントに参加し、勝敗
としては、3勝10敗という感じでしょうか。笑。やはりイベントを制する
のは、早い時間と購入ルール等うまくコントロールするということでしょうか。
正直こけしイベントは、女の人か、引退世代のおじさんばかりで、笑、
そんな若く無いですが自分のような現役世代はほとんどいないので、
ちょっと恥ずかしんですよね。
元々旅人で、旅仲間は多いのですが、こけしを理解して話を聞いてくれる人
は回りに皆無。むしろ気持ち悪るがられるので、笑、気を付けて思わず話し
たりしないようにしてます。客観的に自分でもそう思う。
しかし日本の伝統美と可愛らしさが凝縮したこけしって、世界的に見ても
他に無い文化だし日本そのものだと思うんですよね。コレクター癖のヲタク
気質もあらゆるカタチを具現化する職人技、凄技の器用な工人も、それも
日本的だなと思えます。こけしに近いものとしては世界ではロシアのマトリ
ョーショカもなかなかな伝統美と可愛らしさとは思います。
こけしに関して自分の場合は、旅の延長線でしたが、その魅力に少しはまり
つつあって、この先自分の嗜好がどう向かうかわかりませんが、いわゆる
11系統の現地を旅してその空気を実感し、こけし祭り等の人気イベントに
参加し、各系統の人気工人と話し、良作品を手に入れたら、そこがゴール
なのかなと思います。行列前にいる常連さん(取り憑かれ人、笑)の話し
も今後ともよくよく伺いたい次第。