極論ばかり考えて、楽な方にばかり逃げようとする。
5ヶ月前「貴方を支えたいです」って言った。
今心の中で「支えたいです、友達として」って言ってる。
「本当の意味は違ったんでしょう?」って心の中で問うても、「解らない」と言う。
「じゃあ何で『支えたい』とか言ったの?」「勘違いするよね?」「そんなの約束破りでしょう?」
私は今、貴方が一番嫌なことをしようとしている。
貴方が今までたくさんの大切な人に裏切られてきたことを知っているのに。
貴方を傷つけてきたものの気持ちも、貴方が受けた傷も今なら感じられる。
「心を許しても、また裏切られるのは怖い」っていうのは、私も解るから、
それと同じ事をしようとする自分は許せないから。
私が約束を破っても貴方は傷つくし、私が自殺したらもっと傷つくだろう。
「ほら、貴方のために私はこんなに犠牲になって苦しんでいるの。」
私が一番嫌いな言葉。
「私は私のために頑張れないの。」嘘じゃない。
「私は貴方のためなら頑張れるの。」本当に?
「私は貴方のために頑張りたいの。それで貴方が喜んでくれたら嬉しいのだけど、愛情を押し売りするつもりは無いの。」
「貴方は私の事なんて興味無かった。なのに私は貴方に関わろうとした。貴方は私に少し興味を持った。でも私は貴方を裏切ろうとしていて、結局私は貴方に構って欲しいだけだったのかと思っているでしょうね。」
「ああ、正直そうだったよ。結局私は私の事しか考えてなかったんだ。でも、それで良いとは思わ無い。私は貴方を支える事が私の喜びとなれるような人間になりたいと思っているの。」
「ああ、でも、じゃあ約束は守れるの?貴女は私を支えられる人間になれるの?」
「また『解ら無い』と言って逃げようとするの?貴女はどうなりたいの?」
「貴女はそうやって自分を偽るの?本当はどうしたいの?」
「貴女は『支えたい』って言った事を後悔しているんじゃないの?それは自分のために相手が傷つく事を恐れて言っているのでしょう?」
「貴女は本当に私の事が支えられるの?」
「でも私は貴女の事を不信に思っているよ。だってそれだけの事を貴女はしたんだから。」
「ごめんなさい。」
「貴女は貴女自身のためにも頑張れ無いし、誰かのためにも頑張れ無い人間なんだよ。」
また不信感を植え付けてしまった。
「また私が傷つくのは嫌だ。もう関わら無いで。」
待って欲しいけれど、私はそれなりの事をしてしまったのかもしれない。
「じゃあ貴女はそれで納得しているの?」
「貴女はずっとそこに居る事になっても良いの?」
「口先ばかりで約束なんて一つも守らない。それで良いの?」
私が人を信じられなくなった事、自信をなくした事、そして私自身が他人を裏切る人間になる事。
それで良いとは思わない。
でも、貴方は良い人と出会ったと言っていた。
きっと私なんかよりずっと良い人が居るのだろう。
私なんかよりずっと貴方は良い人だから、自分を大切にできる人だから、
貴方にはきっと良い人が待っている筈だと思うよ。
むしろ、私なんかと一緒に居るのは気の毒な事かもしれない。
迷惑なのかもしれない。
じゃあそれで私は良いの?
私は貴方を縛りつけようとは思わない。何も望まない。
でも私がした約束を私が破る事は許せない。
「絶対就職する」って言った。
それは私の問題なのだけど、この約束が果たせれば、貴方に一つ何かが伝わるかもしれない。
私はハイリスクな事をした。
これが失敗すれば私の自信は殆ど無くなってしまうだろう。
もう生きるという事が解らなくなるだろう。
でも私は変わりたいと思って、このようなハイリスクな事をしたのだ。
だから、これは結局私のためなんだ。