この歳になると、自分で作品を書くだけでなく、そのノウハウを誰かに伝え、
それが糧となり成長してもらえたら……そんな欲目を抱いています。
2003年４月にインターネットを利用した『脚本＠塾』を開設し、これまで21
名が入塾し、諸々の理由で６名が去っていきました。昨年は塾生６名の作品を
掲載したショートストーリー集「魅惑のスケッチ」を dex-one.comより発刊で
きましたが、今年は残念ながら実績を残すには至らず、数名の塾生が今夜も発
刊に向けて執筆に励んでいることでしょう。
今日が終わり明日になると「新年」を迎えます。不思議なもので、そんなと
き人はよく、新たに気を引き締めて「今年の目標」を打ち立てたりします。お
そらく塾生もそれぞれの思いを抱き、「今年こそは！」と実現に向かって前進
するでしょう。
生活の支えとなる今の仕事と、作家を目指しての活動があります。二足のワ
ラジを履く難しさは、私自身がそう（システムエンジニアと脚本家）なので身
に沁みて解ります。人間である以上、ムダやルーズもつきまといます。でも、
目標は達成してこそ意味があり、喜びも湧いてきます。そのためにも『時の流
れの中でどう動くか』を考えて、着実に歩んでもらいたいものです。（動ing）
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