淡竹(ハチク)の花

 近年、公的機関の公式ホームページを見ると120年周期の淡竹の花が咲いていると投稿されている。

「ハチクは120年に1度、初夏に開花し一斉に枯れる。前回の開花が1908年ごろで、2020年頃から全国で開花しているという。」(山陰中央新報デジタル)引用

三ツ又沼は1954年から蛇行する荒川の河川改修で取残されたのが現在の三ツ又沼になる。 筆者が初めて淡竹の花を見たのは2017年6月23日、上尾市と川島町、川越市の境界にある三ツ又沼ビオトープの植物観察に訪れた時に初めて淡竹の花を見る。

 三ツ又沼ビオトープ総合案内版 下の絵図は案内版の絵図を拡大したものである。

        昭和初期、河川改修前の川筋     現在の川筋、赤丸部分が三ツ又沼

 三ツ又沼ビオトープは湿地帯に木道が整備されている。

 樹木のこぼれ日の中、木道は続く。

 沼の画面、中央部の群生は茶色は淡竹の枯れ木。開花から数年経過している?。

 三ツ又沼の淡竹の枯枝

 淡竹の枯れ穂

三ツ又沼の淡竹の開花から一年後の2018年6月5日 秋ヶ瀬公園こどもの森でも淡竹の開花が始まった。下図の秋ヶ瀬公園案内板、中央部濃い緑のの場所が「こどもの森」   

 赤丸の箇所が淡竹の開花が見られる場所。

 こどもの森の中央にある遊具、竹林は右奥。

 散歩道から見た秋ヶ瀬公園の枯れ淡竹、一部の場所で枯れが目立つ。

 こどもの森の淡竹の小穂がぶら下がっている。開花から数年以内で枯れ死する。   

 上画像、2018年6月5日 秋ヶ瀬公園こどもの森の淡竹の画像。

 

                                              2026年3月1日

 8年後の秋ヶ瀬公園子供の森の淡竹は50%が枯淡竹になっていた。

  2026-3/01  子供の森の淡竹の林、場所により枯竹は見えず、

 2026-3/01 子供の森 淡竹の林の奥は枯竹が広がっている。

       遊歩道東側の淡竹林は枯竹林のなっている。

 2026-3-01 2018年は緑の竹林だった、秋ヶ瀬公園南端の野鳥の森全域が枯竹林に変貌していた。 

  2026-3-01 彩湖道満パーク西岸の淡竹は開花は見られず、(上部画像)

2026-3-01 東岸堤から見る道満岸の釣り場の周囲は50%ほどが枯淡竹になっている。

   AIによる概要

 淡竹(ハチク)の花は、約120年に一度という非常に長い周期で開花し、その後、

数年以内に竹林全体が枯死する現象(一斉開花・枯死)が知られています。

   淡竹が開花・一斉枯死から回復するのは10年の歳月が掛かると言われている。

前回の大規模な開花の記録は1902年から1908年だったので2020年にハチクの開花を確認してから2022年迄の3年間に調査対象とした稈の80%が咲き、開花した稈は、

開花後すぐに枯死、残り20%も2022年夏まで枯死した。つまり、開花後3年間のうちに、全ての稈が枯れた事を確認しました。 「広島大学研究論文より」抜粋

     参考資料

 広島大学  [研究成果】 はちく(淡竹)が120年ぶりに開花

 

 「私見」

 荒川左岸の河川敷には、三ツ又沼より下流にいくつもの淡竹林が存在し、

秋ヶ瀬公園内にも淡竹の林はそこかしこにあり、一部の淡竹林が開花することは

古地図を見ても竹林の年代判定は出来ず。

秋ヶ瀬公園は1971年開園、彩湖道満パーク西岸では堤内に疎開した民家跡と竹藪が存在し、双方の園内には立入禁止区域が沢山有り、管理が届かない竹藪はいずれ随時開花し枯れ死を迎える。彩湖道満パークは彩湖西岸の淡竹は異常が見られず、

東岸の道満釣場(旧荒川流路跡)周辺の池、東側は枯淡竹、西側は被害が少ない。

竹林の再生に10年前後の年数が掛かるとか、120年前の記録も乏しく、10年先は見えず、120年先は考えも及ばず。