遂に終わりましたガッチャード。ガッチャードらしさ全開で最終回を終えたその翌週、ガヴとか言う鬱作品が始まるんでしょうね。なんか見る前から鬱になりそう。(小並感)
てなわけで内容に入るんだけど、ガッチャードらしさ=内田脚本らしさが全開で出てました。というより、内田脚本って大体明るい脚本ばかりだし、その上「絶対に諦めない」というメッセージ性が何よりも伝えられてくる感が強いからトコトン見ていられるのよね。王道感が強すぎる話、と言った方が良いかな。そこら辺を湊Pは見極めて選んだって言うことかな。
少し話を戻します。始まりとしては前回の続きで言及することはないんだけど、グリオンの目指す「黄金郷」って何だか古代エジプト王の願いと似ているよなぁって気がする。古代エジプト王も「黄金」が好きで仕方なくて、自らのファラオを黄金にする末路だもん。まあ、あくまで推測でしかないし、謎な部分が多い古代エジプトですけど、もしグリオンが古代エジプトにタイムスリップしたら彼らと話が合いそう。個人的な話ですけど。
その後、宝太郎は母親と話していましたとさ。「仮面ライダー」であることは母親に薄々バレていたそうなんだけど、自らの子どもが「今目の前にあることに必死に、無我夢中になっている姿」をずっと見ていたのか、これからの「戦い」に対しては引き止めることはありませんでした。王道的な路線なんだけど、めっちゃ胸が熱い展開でした。何だか『ジオウ』にもこんな展開があった気がするんだけど、やはり目頭が熱くなる展開だよなぁと思ってしまった。
仲間達が宝太郎の思うことはほぼ同じでした。恐らく、というより絶対一人で立ち向かおうとしていたスパナも宝太郎を応援していたし、「仮面ライダー」らしさが全開で良かった。特に久堂と宝太郎のコンビが良いし、最初から最後まで支え合ってきた関係性だからこそ言えるものがあるよねって思える。
クロトーの扱いは微妙かな。アトロポスやラケシスを守りたいという思いは分かるんだけど、彼女らを自分たちの家族として迎えたいのは何だか無理やりこじつけた感が強い気がする。まあ、私の杞憂でしょう。
宝太郎とグリオンの最後の戦いは尺の都合で出ることがあまりなかったフォームたちが一気に出て楽しかったし、ニジゴンが宝太郎を守ったこともまた面白かったです。こういう展開、ガッチャードらしさがあって良いよね。で、グリオンは宝太郎が創り上げたもう一つの地球に送り込まれて倒されましたとさ。もう一つの地球って何だろうと思いつつ、気にしたら負けかなと思うので触れません。……もしかしたらVシネ用の舞台?
てなわけで最終回なので総括したいと思います。
総括?
『仮面ライダーガッチャード』、個人的に楽しかったしドラマも作り上げている感覚が凄いよなあと思いつつ、私個人的には「湊Pの次のプロデュース作品に乞う御期待下さい」の良作よりの凡作かな。令和ライダー作品より1番まともな作品だと思うんだけど、これでもまだ普通の作品。面白いのか? と思われればそれは首を傾げる展開があるけど、それでもまだ良作寄りになったのは事実。
・一ノ瀬宝太郎
彼は最初から最後まで明るい性格を突き通したキャラクターであり、この作品の目玉である明るい雰囲気を象徴するかのような『THE・主人公』って感じ。過去の作品で例を挙げるならば、『仮面ライダージオウ』の主人公に近い感じ。多分そこから性格をコピーしていると思うんだけど、彼の性格から応援したくなるような人格形成が為されているのは事実。
・久堂りんね
彼女が話の流れで1番変化したキャラクターかな。最初の頃はミステリアスな性格で「掟だから」だの何だの、ルールという掟に縛られていましたけど、アトロポスというキャラクターを通した結果、「自分のルールは自分で決める!」という自らの意思を決めるようなキャラクターに決めていったのが凄く良かった。まあ、ルールに縛られている毎に人間って意思が弱くなる生き物だからね(偏見)、こういうキャラクターが居ても良いんじゃないかなと思います。
・黒鋼スパナ
彼は何の成長も遂げてないキャラクターかな。ラストで確かな成長があったかも知れないけど、大体窮地に糺された時は一人で解決しているものだから成長も何もしていない。あるとすれば宝太郎という存在を認めただけ。以上。
・冥黒の三姉妹
中盤らへんの扱いは少し雑かなと思ったんだけど、終盤の扱いは良かったです。てか、丁度三人だから主要三人と絡ませれば1番良いだろうという考えが浮かんできそうで怖い。までも良かったんだけどね。特にアトロポスとりんねの話とか。
・物語構成
『仮面ライダーガッチャード』は三人体制(内田氏・長谷川氏・井上氏)によるものでしたけど、どれもその人の良し悪しを考えた上で練り上げられている話で良かったです。内田氏の脚本は母親が主人公の原点による話、長谷川氏はドラマを練りながらガタガタした設定を練り直すというWの作業、井上氏はケミーのそれぞれの特性を把握した話といった感じだし、結構この構成は好きだったなぁと思う。特に前者二人の話が好きなんだけど、湊Pはこの先も作品をプロデュースしていくよね、多分。
こんな感じです。簡単に総括としてまとめておきました。
翌週から『仮面ライダーガブ』ですね。果してどんな作品になるんだろうか。