心地よい鮨店の席で… | 気がつくと

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東京ステイを終え故郷高知に戻りました。地味に、普段の気づきをアップしていきます。

(続きです)

高知市堺町、「土佐のおきゃく」を開催した中央公園の向かい側にある鮨久保を訪ねている。

 

前菜・水蛸酢の物、鰻押し寿司、胡麻間八、赤貝

握り3貫・平目、縞鰺、土佐あかうし炙り

酒は佐賀の鍋島を飲みながら進めてきた。

 

次は、焼き物が運ばれる。

 

鰻白焼き(高知)

皮がパリッパリ!

香ばしく、身はふっくらと脂ものって、それを塩と山葵で…

 

迎えるは広島 竹原の中尾醸造 純米大吟醸幻

精米歩合45% アルコール度16% 日本酒度±0

初めて飲む銘柄だ。

「大将思い出の酒」とある。リンゴ系のフルーティーな香り。

 

鍋島は徳利からガラスのぐい呑みに注いで飲んだが、幻からワイングラスに替えた。存分にグラスの中の香りを楽しむ。

 


鮪赤身(高知)

もちろんヅケだが、タレの甘み辛みが尖ることなく、ネタの味がよく分かる。

 

鮪トロ(高知)

きめ細かく脂が入っており、脂の旨みだけが舌に乗るわけでなく、品のよいトロ。

 

牡丹海老(カナダ)

厚みのある海老の味を存分に味わうということで…

 

雲丹(北海道)

これはもうなんと言っていいか…(笑)

 

この握り4貫は九平次を飲んでいる。

純米大吟醸 別誂 

兵庫県産山田錦 精米歩合35% 

鮪、雲丹に九平次!これだけ役者が揃えば言うことない!

 

酒肴・鰯甘露煮

鰯を受けるとなれば酒は超辛口に代える。

 

超辛口純米酒日高見

日本酒度+11

 

家内は右の九平次別誂を飲んでいる。

 

蒸し物・鰹出汁の茶碗蒸し 百合根の食感がいい。

 

大将や息子さんと控えめながらも鮨について楽しい会話が続いている。

魚の違いにより変える熟成の技法 仕入れ先は豊洲が主で、地元高知の仕入れは間八、鰹などに限られる 握りの食べ方 息子さんの修行先 高知市の鮨事情…

その話の中で、肴として出してくれたミル貝の刺身

 

最後の握りに移る

 

帆立(北海道)

 

小肌(東京)

高知でこんなに美味い小肌が味わえるとは!

 

鉄火巻き

 

赤だし

 

コースに甘味は付いていない。希望すれば自家製の珈琲と黒糖で煮込んだ黒豆を乗せたプディングがあるらしい。

 

日本酒も料理も大満足であった。

これまでブログに「寿司店不毛地帯の高知」とか書いたが、撤回する。(笑)

メニュー的には寿司割烹ともいえるが、かなり「寿司屋」に比重を置いた構成であり、私は気に入っている。