高知から友人のYさんが来てくれた。上京の連絡をもらい、どういうふうに会うか3プランを提案したところ、上野で会って国立西洋美術館の企画展「憧憬の地 ブルターニュ」を一緒に鑑賞するプランを選んできた。
なぜ彼女が東京に来るかといえば、お子さんに会うため。2人の男の子がいて、2人とも私の子と同級生だ。保護者つながりで、Yさんご夫婦と知り合った。
お子さん2人は京大と阪大の出身。卒業後は東京で勤務していた。下のお子さんは仕事を辞めて都内の大学院に入り、博士課程に進んでいる。その彼が、彼女と結婚したいという。お目出度いことだが、いろいろあるようだ。
美術館前で待ち合わせ。家内と打ち合わせて、Yさんも着物で登場。
国立西洋美術館は「ル・コルビジュの建築作品・近代建築運動への顕著な貢献-」の構成資産として世界文化遺産に登録されている。
三角屋根の部分がこれだろう。
ここまではチケットなしで鑑賞できる。
企画展は、撮影OKの作品と撮影禁止の作品がある。
ポール=ドモワの洞窟 モネ
藍々とした海面に光りが反射する。
海辺に立つブルターニュの少女たち ゴーガン
ブルターニュの農婦たち ゴーガン
若い母 ドニ
花飾りの船 ドニ
庭の集い シモン
ブルターニュの祭り シモン
林檎拾い 久米桂一郎
ほかに黒田清輝、山本鼎、藤田嗣治、岡鹿之助らが描いたブルターニュの風景が展示されている。
鑑賞を終え、CAFEすいれんに座る。ここで閉館まで喋ってしまった。
いろいろと高知の情報が入ってくる。
美術館を出て、会食へ。
上野韻松亭を予約してある。着物のお出かけに相応しい。
お部屋と料理に期待が膨らむ。
…が、店の中に入るのはYさんと家内の2人。私はここで別れて帰宅した。
この日は退院した翌日。美術館も韻松亭も、私の分はキャンセルしていた。
朝起きて、調子がいいので、入院で落ちた筋肉と骨密度のリハビリとして出かけることにし、美術館は当日券で入場した。しかし、会食だけは止めておいた。
家内が「タコの釜飯」をパックに詰めて持ち帰ってくれたが、美味しかった!